チビ猫、シースルーになったタワー二階から新春の絶景をたのしむ
なんとかまにあった……!!
そのよくじつ。
チビはある『やくそく』をむねに、すごいペースで作業をはじめました。
まず、こずえの花のさきぐあいをかえます。
みどりのはっぱだったところを、もういちだんかい、しろいお花とはっぱのまじったものにして……
白いはなびらがちるパーティクルをセットします。
これまでは白いお花とはっぱだったえだは、ピンクのお花、満開に。
ちりおちる花びらのパーティクルも、ピンクにかえました。
つづいて、二階のかべをシースルーにするしくみをつけます。
どこをスイッチにしようかな? ちょっとまよったのですが、ここは『おうどう』ということで、まんなかのだんにはいってる、ブルーのほんにしました。
これまでなんどもつかってきた『おすたびオンオフきりかえシステム』をコピペして、なまえと変数名をかえます。
今回のポイントは『さいしょは表示してあるじょうたい』からはじめるので……
いつもとぎゃくに『On Cleate Item Trigger』のチェックにチェックをいれておくことです。
もちろん、にかいのかべに『Set Game Object Active』をつけておくことも、わすれずに。
このままだと、ハンモックがみえちゃったり、そのうえにとびおりちゃったりも、できるのですけれど……
今まで、つけたいなと思いつつ、つけられていなかった『タワーをながれおちる水』をついかすると、ちょうどみえなくなりました。
とびだしぼうしのバリアーも、ふやします。
つくえにあたりはんていをつけ、ほんだなもうらいたをつけて、照明もいちやあかるさを再調整。
ここは、これでいいでしょう。
おみずをのんで、すこしやすんだら、すぐにつぎをはじめます。
にゃんこおんせんに、『ひなあられふらせシステム』と、『ひるよるきりかえシステム』をいしょくです。
セットごとまるっとコピペしたら、いちあわせをして、ちゃんとうごくのをたしかめます。
「できたー!
よーし、じかんある。
おひなさま、つくってみるねっ!」
そう、チビがめちゃくちゃはりきっていたのは、これがしたかったからなのです。
きのうあのあと、チビはいいだしました。
「やったー……
つぎはひなにんぎょうも、つくってみたいかも!」
「おお、いいにゃあ!」
マリーさんもおおいにのりきでしたが、ミーコさんはよていひょうとカレンダーとにらめっこして、むずかしいかおです。
「ぬう……。
たしか、こんどのアプデでは、『こずえのはなをもっと咲かせる』のと、『二階シースルー化』と、『おふろにも夜とか雪ついか』を予告していたにゃ?
まず、そこができてから、やるべきだとおもうにゃ。
そもそもつぎのアプデはかなーりつめこんでるから、にっていてきにタイトだにゃ。
予告はさいあく、ごめんなさいすればいいとして……
チビががんばりすぎて、たおれてしまっては、『もともこもない』のだにゃ?」
「うーん……わかった!
まず、よこくしたとこ、おわらせて……
のこったじかんで、むりがないくらいで、やってみる!」
そんなわけでチビは、ばりばりと『よこくしたぶん』をおわらせました。
ここからは、チャレンジタイム。
できるところまで、やってみます!
チビはしょしんしゃなので、できるだけシンプルで、したしみやすいかたちにします。
ぜんたいてきに、まるーくかわいく。
ちっちゃなおててやしっぽ、つぶらなおめめをもった、にゃんこびなをつくることにしました。
円錐をうまくかさねて『ブーリアン』をかけ、ぴんと立った、まるっぽいさんかくのおみみパーツをつくっておきます(じつはここがいちばんむずかしかったです)。
これはこれだけで、ひとつのファイルにしておきます。
あたらしいファイルで、つづきをつくります。
球のまんなかをひきのばして、にゃんこびなのほんたいをつくったら……
左半分だけのこして『ミラー』モディファイアをつけ、左右対称をキープします。
そうしたら、おみみパーツをコピペしてきて、うめこむようにつけます。
これも『ミラー』をつけて、カンペキ左右対称にします。
そうしたら、きものをつくります。
これも、下のきものと上のきものだけの、シンプルなものにします。
まずほんたいをまるっとコピペ。ナイフツールでえりのラインをきりぬいて、そこよりうえは、けしてしまいます。
いまつくった、えりのラインの辺をせんたくして、上向きに押し出すと、下に重ねたうすいきものぶぶんができますので、そのまま『分離』。
そうしたら、うすいきものと、そとがわのきものをそれぞれ、サイズへんこうで、ちょっとずつだけ大きく。
わかりやすいよう、このだんかいで、マテリアルをつけ、いろをせっていしてしまいました。
きもののあわせと、おはなとおくちのところは、つくりこみません。
そのばしょに『おうぎ』や『しゃく』がきて、かくれちゃうからてす。
ちっちゃい球で、しろいしっぽや、くろいおめめ(これもミラーで左右対称です!)をつけたら、おうぎをつくります。
円をきりぬいて、面をはって、いろをつけ……
あつみをつけて、むなもとにくっつけました。
おうぎをささえるところに、ちいさな球(これもミラーで左右対称!)をうめこんで、おててにしたら……
そのくらいのたかさに、おびをつけます。
つくりかたは、きものとおんなじようりょう。
きものをコピペして、おびになる部分だけのこして、いろをつけて、ほんのちょっとだけおっきくします。
ひなにゃんのひとりめはこれで、できあがり!
ふたりめは、ファイルごとコピペして、きものやおびのいろをかえ……
おうぎのかわりにしゃくをつくってもたせて、できあがりです。
ユニティにいれてみたら、ちょっとちいさくつくりすぎちゃったことがわかりました。
おおきさをかえて、おんせんのとこのまと、タワーのほんだなにおきました。
ほんたいのところに、ひかるたまとおんなじマテリアルをつけて、ほんわかひかるようにしたら、かんせいしました!
「やった! できたよ!」
「おおお……!」
「よくやったにゃ! よくやったにゃチビ!!」
「うん! やった!
チビ、やったよ!!」
やっとやりとげたチビは、もうニッコニコ。
どきどきと見守っていた、マリーさんとミーコさんも、うるうるおめめでチビをねぎらいます。
その後のワールドチェックは、もうおまつりのようでした。
ぽんぽんとひなあられがふってくる、たのしいワールドをみんなでまんきつしたら……
まんをじして、ワールドアップロード。
ねこ用のあったかなミルクと、ひなあられでかんぱいして、たのしいひなまつりをいわったのでした。
次回は『日向、おひにゃさまのねこみみにこだわる』3/5投稿予定です。
今回は直前になってデカい山が二連続で来たのですよ。
いやはや、ネタがつきないな! というわけで、お楽しみに!