チビ猫、プラネタリウム・ルームをつくる
チビが『夏至のころにいれたいな』と話していた、お料理まぜまぜギミックですが……。
ばらのリメイクにかなり手がかかったことで、けっきょく後回しになってしまいました。
早めにつくって入れたいところですが、今回はそれよりも、優先しなきゃなものがありました。
ひとつは、屋内でも星空をまんきつできる『プラネタリウムルーム』。
もうひとつは、去年あきらめてしまった『おそうめん』です。
できるなら、かなりの容量がある『ささかざり』たちも、軽量化したいところですけれど……
Blenderめいじん (めいにゃん?)のひにゃさんにアドバイスをおねがいすると、かえってきたのはこんなおへんじ。
「にゅう……
これにゃチビちゃん。原因は『そもそもものが多い』んにゃ。
取れる対策は、基本平面なメンツ、つまり紙衣とねこちゃんたんざく、ほしかざりを平面ぷらすテクスチャにしちゃうことくらいにゃ。
コライダーのかたちは、チビちゃんのこだわり具合で、なおしてもなおさなくっても、かにゃ。
あとは、そのまましとくのがいいとおもうにゃ。
ちょうちん、ふきながしは、そもそもシンプルなもんだからそのままで。
おりづるは『デシメート』でワンチャン頂点削減行けるかわかんないけど、そこはやってみてようすみて、かにゃ」
ひにゃさんはむぎちゃをひとくちのむと、先をつづけます。
「ササの軽量化も……この場合はあきらめたほうがいいにゃ。
はっぱを平面でまとめちまうことは、技術的にできなくはないにゃ。
ただ、いかんせんこれは、枝ぶりも葉っぱもセンサイにゃ。
この手法を使うと、かざろうとして近づいたとき『えっ』て絵面になりそうにゃ。
まわりを好きにまわって、かざりつけを楽しむのがコンセプトなら、そこはやめといたほうがいいにゃ。
さいわいこのササは、そうドチャクソ重いしろものじゃにゃいしにゃ。……
もし、がんばるならこの『ふしかわ』にゃ、これを『円筒にテクスチャ貼ったやつ』にさしかえる。
それでまあ、それなり軽くできるはずにゃ。
……しかしこれだけでそんな重くなるかな、可能ならばほかの原因も探ってみることをオススメするにゃ」
ただ、とひにゃさんは、くぎをさします。
「今回、プラネタリウムまわりと、おそうめんはマスト作成にゃ?
その作業量だと、そこまではできないかのうせいがあるにゃ。
それは、あたまにいれといてにゃ」
「うん。
きっとここまではむずかしいかもって、チビもなんとなく、おもってた。
ありがと、ひにゃさん」
チビはすなおにうなずきます。
するとひにゃさんは、こほんっとせきばらい。
「あと、これは『もしよろしければ』のおはなしにゃ。
実はひにゃさん、プラネタリウム投影機『メガスター』っぽいモノ、つくっちゃってあるけど……よければみてみるにゃ?」
「えっ?! ぜひぜひー!!」
そして、ひにゃさんがはいっとだしてきたのは、こんなのでした。
ちんもくをやぶったのは、ミーコさんが、すう、はあとしんこきゅうする音でした。
「いろいろと言いたいことはあるがにゃ……
こんどはいったいなんぷんでつくったのにゃこれっ?!」
するとひにゃさんは、まるでまたたび酒をのんだかのような、ハイテンションでおへんじです!
「にゃはははほんのじゅっぷんでさぁミーコおやぶん!
いやあ『メガスター』ちゃんを写真でみたらもうメタリックみどりの『スコがたにゃんたまちゃんロボ』にしかみえなくってにゃ!
気がついたらこう、ちゃちゃっとつくっていたのにゃー!
まーさすがにまんまはアカンからかわいいかんじにレンズへらしてカラーはしろにしてみたにゃー!」
「まじかニャ……
バグりすぎにゃろ能力値……」
ぼうぜんとするミーコさんの肩を、ぽんぽんとマリーさんがたたきます。
「まあひにゃはこういういきものにゃ。深く気にしちゃいけないにゃ。
それで、チビどの。いかがですにゃ、こちらのお品は」
チビはとみると、おめめきらきら、しっほぽわぽわ。
「かわいい! すっごくかわいいー!
ろぼねこちゃんが、めからびーむで、ほしをうつしてくれるって、すっごくいいよね!
まえとうしろで、おかおがちがうかんじなのも、チビとってもすき!
ひにゃさん、チビこそおねがいっ。
このこ、ぷらねたりうむるーむに、使わせてください!」
「よろこんでにゃ!」
そんなわけでチビは、ひにゃさんとくせいプラネタリウム投影機、その名も『みゃんごすたー』ちゃんをちゅうしんにすえた、ミニドームをつくりはじめたのでした。
ドームといっても、むずかしいかたちではないので……
これはもう、最初からユニティでつくります。
まず、ユニティのゲームオブジェクトの、球をいっこだします。
じめんにいいかんじにしずめたら、ツールメニューからプロビルダーをオン。
そしてそのなかの『プロビルダライズ』をぽちっとして、まずプロビルダーであつかえる形式にチェンジ。
なんでこうしたかというと、そう、『フリップノーマル』がやりたいからです。
『フリップノーマル』で、球のうらおもてをひっくりかえし……
シェーダー 『ObjectSkyBox_v1.0』を使用、天の川のスカイボックスをセット、うちがわ投影できるようにした、夜空のマテリアルをつけます。
よし、うまくいきました!
みためがゆがんだりもしてないし、とってもナイスです!
でも……
移動セットをつかってこのなかにとんでくると、そとにはじきだされてしまいます。
原因は、もとからついていた『スフィアコライダー』みたい。
いけないいけない、これははずしてしまいます。
この球をおんなじとこにもういっこコピペして、『フリップノーマル』でうらおもてをもどし、おおきさをちょっとおっきく。
メッシュコライダーをつけて、しろのマテリアルをつけて、『ドームコライダーがかり、兼、ほしぞらをうつしてないときのドーム』にしました。
つづいて、台座をつくり、『みゃんごすたー』ちゃんをおいて、ギミックをつけます。
でもこれ、すなおにやると……
せっかくシュリンクラップをくしして『ぴたっ』とさせたスコみみが、ちょっとざんねんなことになっちゃいます。
そこで今回も、コライダーと、ギミックをわけます。
台座をコピペしたものをつくり、メッシュレンダラーをオフに。
これを、台座の『当たり判定、兼、ぽちっとおすとこ』にします。
これをぽちっとおすとまずInteract Item Triggerがはたらいて、This (自分じしん)に『toggre』というシグナルメッセージをだします。
これをうけて、Item Logicがはたらき、OnOffとPlane_ON、ふたつのメッセージのじょうたいを、いまの逆にします。
つまり台座をおすたび、このふたつがオン・オフされる流れをつくります。
このOnOffを、みゃんごすたーちゃんが。Plane_ONを、ほしぞらのドームがみてて……
アニメーションようのライトのOnOff(OnOff_A)にかえて、みゃんごすたーちゃんのレンズをひからせたり、もとにもどしたり。
ほしぞらドームをオンオフしたりするように、アニメーションまわりと、Set Game Obgect Activeギミックを、それぞれセッティングしました。
そうそう、ぴょんとして台座にのぼったとき、みゃんごすたーちゃんにめりこんじゃうとちょっとかわいそうなので、いちをあわせて、カプセルコライダーも、つけました。
ゆくゆくはおそらをふやしたり、ぐるーっとさゆうにまわしたりも、したいけど……
今回は、すわってのんびりしたり、ごろっとねころんだりできる『さじきせき』をふたつ、おいてしておくことにします。
そのうち、このさじきせきを、ぐぐっとうえにもちあげられたりしても、おもしろいかも!
ゆめをふくらませながらも、今日はここまで。
あしたは、七夕用のかわいいおそうめんをつくります!
デザインはもう、だいたいきめてあります。
おほしさまいっぱいで、宇宙なかんじです。
うれしいことに、きょうのばんごはんは、かわいいかんじのおそうめん。
チビのおかあさんと、みならいのミーコさんがタッグでつくりあげたのは、どんなかんじになるのでしょう?
チビはわくわくしながらパソコンをとじ、ぐーんとおおきく、のびをしたのでした。
参考
東大和市ホームページ さん プラネタリウム投影システム
https://www.city.higashiyamato.lg.jp/bunkasports/museum/1006103/1006105.html
すみませんこの時点でもうねこロボにしかみえなかったんですお許しを。
次回は『チビ猫、天の川のしたでおそうめんをお出しする』7/7投稿予定です!
同日ワールドアップデートも予定しております。
あわせてどうぞ、お楽しみに!