インターミッション:チビ猫、改良版ごはんの作り方を教わる(2)
ひにゃさんは、『シェイプキー』のやりかたの、せつめいにはいります。
「まずいったん、バックアップをとっといて……
モディファイア『ソリッド化』『カーブ』を『適用』しちゃうにゃ。
モディファイアが残ってると、ユニティいれたとき『ブレンドシェイプ』がでてこないからにゃ。
しかも、いったんシェイプキーをつけちゃうとこんど、モディファイアの適用ができなくなっちゃうのにゃ。
このへんはチビちゃん、しってたかもにゃ」
「ううん、はじめてです!」
「そっかそっか、おやくにたててよかったにゃ。
というわけで、じゅんびをととのえたら、シェイプキーのせってい、ほんばんにゃ!
右下、まるつきさんかくのタブにきて、シェイプキーんとこでプラスおして、キーをつくる。
キー1と2をつくって……
1を選んだ状態で、こっちがわを。2をえらんだじょうたいで、逆側をスケールツールで変形。数字は片方やったらメモっとくと確実にゃ。
シェイプキーリストの下に出るスライダーを左右して、いい感じの変形っぷりなのを確かめたら……
ぜんぶのスライダーをゼロの状態にして、UV展開、テクスチャベイク。
UV展開は今回「スマートUV投影」一発でできたけど……
もしどーしてもできなかったら、一度バックアップに戻ってモディファイアをはずして『シームをマーク』する必要があるにゃ。
話をもとにもどして。
モデルとテクスチャををいつものよーにユニティにいれる。
スキンドメッシュレンダラーがあること、そこにキー1、2のスライダーがあること、それでごはんのはじっこがほそくなることをたしかめるにゃ。
そんで、アニメーションを拡張。
っても、前半をコピペして、ごはんぶんのすうじをアレするだけだけどにゃ。
具体的にいうと、「回転」は、前半のおしまいが-180にゃから、ひと◆分ずつ-180して。
スケールはマイナスにしたにゃ。
あと、ごはんのとがりっぷりがイマイチじみだったから、キー1と2のすうじをまっくすで150まであげたったにゃ」
「えっ、ひゃくぱーせんといじょうに、できるの?!」
「いえっす!
Blenderでブレンドシェイプをつけたときは、ゆがめすぎるとテクスチャのえづらが変わってきちゃうから、そのへんでおさめといたんにゃけどにゃ。
ユニティいれたじょうたいだと、このくらいまでやってもぜんぜんだいじょぶだったにゃ。
もちろん、デザインによるちがいは、あるにゃろうけどにゃ。
んで、通しで動かしてみると、ちょっとぎこちないとこがあったんで、調整にゃ。
わかりづらいときは、目的のパラメータだけグラフで見せてくれる「カーブ」モードをつかってみるのもオススメにゃ。
で、どーも真ん中がうっすいかんじなんで、コピペてちょいちっさくしたやつを、Yをほんのちょーーーっとだけずらして子にしたにゃ。
まあ凝るならこのへんもシェイプキーにするといいかもにゃ。
ただ、ほかの具材もあるからにゃ。ひにゃさんはこれでいいかとしたにゃ。
以上、ひにゃさんのごはん改良でした!」
「ありがとうございましたー!
はああ、これなら、あれもつくれる、これもつくれるー!」
チビはちっさな肉球でぱちぱちぱち。
あれつくりたい、これつくりたいと、もうおめめがキラキラしています。
「そのようすだと、もうひとりでどんどん、できそうだにゃ。
もしわかんないとこあったらきいておくれにゃ」
「はいっ! よろしくおねがいします!!」
「んじゃ、そろそろマリーを起こそっか。
ミーコもここにくるはずだしにゃ」
そのとき、ひにゃさんのスマホのアラームが『にゃにゃ~ん』となりだします。
ひにゃさんとチビは、さっそくマリーさんをおこしにかかったのでした。
参考サイト
gihyo.jp さん Blenderでシェイプキーを使用してオブジェクトを変形させてみよう
https://gihyo.jp/article/2024/09/blender-basics-35
神部まゆみのブログ さん
unityでシェイプキー(ブレンドシェイプ)がない時の対処法。blenderで作ったシェイプキーが消えた
https://knb-mayumi.com/unity-shepekey-gone/
次回は『チビ猫、秋色まつりのワールドをよみがえらせる』5/23投稿予定です!
同日コフレのリリースも予定しております。
どうぞ、お楽しみに!