インターミッション:チビ猫、ピクニックをたのしむ!
2025.05.03
すみません、すごいアホなまちがいをやらかしてました!
去年→おととし
お詫びして修正いたします。
この章では、五月に実施予定のアップデートとコフレ
『こどもの日・立夏~with 『SFなひみつきち』』
『母の日ふたたび』
『追憶の回廊10-秋祭り』
についてまとめる予定です。
『こどもの日・立夏~with 『SFなひみつきち』』では、最後のエリア「地下秘密基地」を作り始めます!
チビのすむまちにも、風かおる五月がやってきました。
空は青くはれて、おひさまもぽかぽか。
ヒロさんのおしごともおちついてきたし、『ヒロさんをピクニックにつれてってあげたいぞ計画』を実行するなら、今でしょう!
「ヒロさんは、手ぶらできてね。ぜったいね?」と何度も念を押して、ねこたちはみんなで、お料理とおやつを作り上げ……
かわいいバスケットにもりつけて、レジャシートのうえにセッティングしました。
ふわふわのハムポテサラダサンドや、かわいいお食事用マフィン、お手製のピザに、たべやすい『サラダなまはるまき』なんかもあります。
おのみものだって、あったかコーヒーにフレッシュミルク、ヒロさんのすきなりんごジュースもあります。
そして、みんなできりわけてたべる、まるくておおきい『ガトー・オ・ノアふう、りんごとナッツいっぱいパイ』は、今回のめだまスイーツです!
「わああ! すごい!!
すっごくかわいくってすっごくおいしそうです!
写真とっていいですか? もちろんみんなもいっしょに!」
はたして、約束の時間に土手にやってきたヒロさんは、いっぱいのえがおで、そういってくれました。
しゃしんをとりおわったら、さあ、たのしいランチタイムです!
あれもおいしい、これもおいしいと、みんなでにぎやかにわけあいます。
そのあとはめいめい自由に、かけまわってあそんだり、おひるねをしたり。
いの一番にかけだしたチビは、きがつくともう、レジャーシートのうえ、ころっところげてねむっています。
やわらかなおなかのけなみが、ひざしにきらきら、かぜにふわふわ。
しあわせいっぱいのそのすがたを、やさしく見下ろして、ヒロさんがいいます。
「チビ、とてもがんばってるんですね……。
もしかして、このピクニックのために、ワールドづくりの作業も、前倒ししてくれたのかな。
うれしいような、ちょっと申し訳ないような」
チビのおとうさんも、やさしくわが子の頭をなでて、いいます。
「わたしも母さんも、このころはもっとのんきだった気がします。
きっと、ヒロさんたちのおかげですね。
チビをお預かりくださったヒロさんと、かげながらいろいろ指導をしてくれた、ミーコさんの」
すると、ミーコさんはこうこたえました。
「それなんだけどにゃ。
チビはおととしのいまごろは、まだまだ、わりとふつうのこねこだったにゃ。
こんなにがんばりやになったのは、『あの子』を知ってからにゃ。
ひたすらひっしに、がんばって生きている女の子に……
その仲間たちにいばしょを、えがおをあげたいと。
そんなきもちが、チビをふるいたたせたのにゃ。
ワガハイたちは、そのきもちによりそっただけにゃ」
ね、とうなずきあうミーコさんとヒロさんをみて、チビのおとうさんとおかあさんは、やさしく目を細めます。
「ありがとう。チビをほんとうに、だいじにしてくれて。
そのおれいといってはなんだけれど……
ヒロさんは、ばけねこになる方法をいまも、さがしておいででして?」
「ええ……とはいっても、どうにも手詰まりで。
そのへんの辺や、ネットにのっているわけなんてもちろんないし。
ミーコさんのお仲間にも、その方法を知っているひとはいないし、でして……」
とほほとあたまをかくヒロさん。
そのとなりで、ミーコさんも笑います。
でも、そのこえはとても、まじめです。
「まあ、そんなわけで現状は、ワガハイが人間をれんしゅうしているのにゃ。
ヒロさんとはなれるくらいなら、ワガハイが人間の長さで命をおえても、いいとそう思っているにゃ。
どのみち、虹のむこうのくにでは、ずっといっしょにゃしにゃ」
「でもそうすると、ミーさんは生きられるはずの命を、あきらめることになってしまいます。
そんなことはぜったいに、させたくないと僕は思っているんです。……命に代えても」
いつしか、マリーさんとひにゃさんも、じっと立って、はなしをきいています。
熱い熱いふたりの独白をちゃかすものは、ひとりもいません。
やがてひとりのばけねこが、ちいさなせきばらいとともに、すすみでたのでした。
ここまでいろいろごいっしょして、ヒロさんを信用できるようになったから、お話ししたいと思っていた。
けれど、自分でもなぜこうなったのか、正直わかっていないから、お役に立てないのじゃないかとも思っていた。
でも、もうだまっていられない。
このあと、場所を改めて。きくだけでも、きいてほしい。
そうしてきかせてくれたのは、とてもふしぎなものがたり。
人間として生まれ育ったけれど、どうしたはずみか、ばけねこにかわっていたという……
そんなおはなしでした。
さてこれは、だれのことか……
たぶんもうお察しの方は全国に20名くらいいらっしゃることと思います(いつもありがとうございますm(__)m)
こたえをはっきりと記すのは、またの機会にゆずります。
次回は『日向、基地ってどんなかんじ? と悩む』5/3投稿予定です!
どうぞ、おたのしみに!!
どうぞ、お楽しみに!