チビ猫、お花見温泉露天風呂(おやすみどころつき)を開湯する(後)
おつぎは、おふろにゆげをつけてみます。
といっても、いちからパーティクルをせっていするのはやっぱりむずかしいので、やりかたをしらべて、まねっこさせてもらいました。
さんこうにさせてもらったのは、Pentacreation BLOGさんの『clusterのワールドのお風呂を制作』(https://www.pentacreation.com/blog/2023/04/230415.html)です。
ゆげをつくるのにつかうのは「Unity Particle Pack」という無料のアセットです。
Unity Asset Storeにログインして、「Unity Particle Pack」をマイアセットに追加。パッケージマネージャーから『ダウンロード』。
ここまでは、いつもどおりですが、そのあとがちょっとちがいます。
『インポート』するのは、そのなかの「Smoke & Steam Effects」だけです(ぜんぶいれるとおもくなってしまうから)。
そのためいちど、ぜんぶのチェックを外し、「Smoke & Steam Effects」をさがしてチェックをいれて、『インポート』をぽちり。
そうして導入したら、プロジェクトフォルダのなかから「Smoke & Steam Effects」フォルダをみつけて(深いところにはいってるので『Smoke』で検索しちゃうとらくちんです)……
プレハブフォルダの中にある『Smoke』を、シーンにドラッグアンドドロップ。
一度、ご紹介されているとおりに設定してみてから、大きさとかにカスタムをくわえて、できあがり!
おふろがせっかくナイスにできたのですから、あともうちょっと、ゆうがにしてみたいかも。
チビはツリータワーからカーテンをもってきて、つけてみました。
『うらからはみえない』仕様をりようして、中からと外からで、ちがうみえかたになっています。
入り口には、このカーテンを、まんなかみっつだけにしたのをさげてみます。
そうしたら、いよいよいちばんむずかしいところ。
おふろに『いいかんじにつかることができる』せっていです!
じつは、このおふろ、まだ『なかに入る』ことができないのです。
メッシュコライダーをつけても、凸状にするをオンにしても、ぜんぜんです。
「う~ん。チビどののおふろでも、そうなっちゃったかにゃ~。
ま、あわてることはないにゃあ。
我々には、神のごときアセット様があるのだにゃ!
テテーン、『SAColliderBuilder』~!」
きょうのマリーさんは、未来からきた猫がたロボットふうです!
ふしぎなかけごえとともに紹介してくれたのは、ほんとうにすごいアセットでした。
ゲームオブジェクトに、コンポーネントを追加で、くっつけて……
いろいろ設定したら、『Process』ボタンをぽちり。
これだけで、ぴったりのコライダーをくみあわせ、『子』としてくっつけてくれるのです!
うれしいことに、にほんごのせつめいしょまでついてます!
「チビどの、設定、やってみるかにゃ?
しっぱいしてもやりなおせるし、ためしてみるといいにゃ」
「うん、やってみる!
ええっと……」
せつめいしょをよんだチビは、ちょっとかんがえながらも、パラメーターをかえていきます。
「コンボーネントついか、『SA Mesh Collider』、で……
Shape Typeは『メッシュ』。Mesh Typeは……なるべくそのまましたいから『Raw』がいいかな。
Convex、は、いるから、チェックをいれて……
RigidBodyは、とくにいらないから、とって。
……うん、これでいいかな。
よろしくおねがいしまーす!!」
ぽちり、『Process』ボタンをおすと、きれいにコライダーができました。
ゲームモードでためしてみると、こんどはちゃんと、なかにはいることができました!
「やった……!!」
「はああ、やっとはいれたにゃー……!!」
チビとミーコさんは、おふろにつかったにんげんみたいに、ほーっとおっきなためいきをもらします。
ほかほかとゆげがでてるのに、はいれないおふろじゃ、ざんねんすぎますものね。
マリーさんもうんうん、とやさしくうなずきます。
「うんうん。よかったにゃあよかったにゃあ♪
ときに、チビどの。こいつに『つかる』のはどうするのかにゃ?
おすわりポーズをつけてもいいし、この大きさだったらエモート『すわる』で入ってもらうのも十分アリだにゃ?」
「うん、もちろん、ポーズつけてみる!
だいじょぶ、きっとうまくいくから!!」
そうして、ためすことしばし。
いいかんじのおすわりポーズがきまって、ひとあんしん。
でも、あともうひとしごと、したいところ。
かわいいにゃんこのウェルカム・ラテアートをそっと、おいておくことにしました。
冬式屋さんの『猫まぐかっぷ【3Dモデル】』かわいすぎる……。
タワーのほうには、かわいいピンクのおかしもおだしして、これでよし!
たのしいかんせいパーティーは、もうちょっとだけ、さき。
きょうは『ねこの日』。
ヒロさんがみんなのために、おいしいねこ用ケーキや、すてきなごちそうをしいれてきてくれるよていなのです。
ひなたぼっこをしたり、ごはんをたべたり、ときに『おいかけっこ』なんかをしてまっていれば……
やがて、だいすきなあしおとがきこえてきました。
「ヒロさん、かえってきた!」
ねこたちはぱっと、げんかんマットのうえに集合。
すぐに、かぎがあくおとがして、ドアがひらけば……
たくさんのにもつをかかえたヒロさんが、やさしいえがおで『ただいま!』とはいってきたのでした。
次回『日向、トランスルーセントの実験をする』(2/25投稿予定)で、この章はおしまいです。
『チビ猫、開花のグラデーションを作る』(バレンタインアップデート準備)のさい『よくわからん(※意訳)』といってたあれ……
『Lowpoly Environment - Nature Free - MEDIEVAL FANTASY SERIES』のこずえ部分の設定の一つ『TranceLucency』について実験してみた結果をまとめてます。
その結果? 爆誕した『バレンタインの夜のまぼろしの一枚』もございます。
どうぞお楽しみに!