表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
22/335

日向、おふろを天高くふっとばしてテンション天元突破する

もしもこの投稿が22時になされたら、それは予約投稿です。

にゃーん。

 小さいおふろのですね、浴槽にですね、入れないんですよ。

 メッシュコライダーの設定をconvex(凸状にする)オンに変えても、あらたにコンポーネント『rigidbody』をつけてもダメ。

 底板は別パーツにしてあるから、ほぼほぼストンとした円筒なのですが……。


挿絵(By みてみん)

 なおうっかり重力不使用にしたら、空高く浴槽がとんできました。

 心折れるを通り越してむしろテンション爆上がりです。イヤッハー!!

 舞い上がり始めた決定的瞬間を撮りたかったなあ。いやもうやらんわヤバすぎて。



 しかし、円筒型のコライダー。作る手だては、ないのでしょうか。

 いや、あるぞ!

 我々には、プロビルダー様があるッ!!


 プロビルダーのいいところはいっぱいありますが、図形を作るとデフォルトで『そのかたちのメッシュコライダーがついてくる』というのはマジに素晴らしいところです。

『Pipe』を作って浴槽に重ねるようにどんとはめ、メッシュレンダラーをオフにして見えなくしたら、ハイできあがりっ!

挿絵(By みてみん)

 めでたく指球の浴槽にインすることができるようになりました! ヤッホーイ!!



 しかし、おなじことをでかいほうの浴槽でやれるかといったら、こたえはかぎりなくNOです。

 それはがんばればできるかもしれませんが、今の日向のレベルでそれしたら、ねこの日なんてかるくぶっちぎってしまいます。


 そのため、奥の手に頼ることにいたしました。

 そう、以前ご紹介記事を見つけていた『SAColliderBuilder』!

 自動でいいかんじにコライダーを生成してつけてくれるという神アセットです!

 最初からこっちでやれって? うん、ワシもいまそう思った。



 ともあれレッツトライです!

 ユニティアセットストアからマイアセットに追加。パッケージマネージャーからダウンロード、からのインポートといういつもの手順で導入。

 すると、『コンポーネントを追加』キーからつけられるものたちのなかにSa○○(MeshもしくはBone)Colliderというのがふえますので、これをつけます。

 で、パラメータを設定します。


 ReducerのShape Typeを『メッシュ』、Mesh Typeを『Raw』。

 ColliderではConvexにチェック。

 RigidBodyの二つのチェックボックスはオフ(下のから外します)。

 そして最後に『Process』ボタンをぽちっとすると、いいかんじのコライダーをつくって『子』としてつけてくれます。

(逆に、これでつくったものをはずしたいときはCleanUpボタンのようです)

挿絵(By みてみん)

 結果。大成功です!



 せっかくいいコライダーができたんで、おすわりコンポーネント『Ridable Item』はここにつけましょう。

 大丈夫、すわる場所と向きは、よきところにキューブを作って指定すればいいのです。


 なおこうするとなぜか、Is Triggerの指定なしでも、クリックして座れます。

 いつものアイテム表示(白→オレンジのわく)も出ないのですが、これは『「Ridable Item」がついているオブジェクトのメッシュが表示される』仕様のためです(=メッシュをもっていないオブジェクトのため、表示のしようがない)。



 アニメーションはもっぱらmixamoさんにお世話になってます。

 体育座り的なアニメーション、やっと見つけだしたときには歓喜いたしました。

 ただ、なんでかモデルより足が下に行く(=浴槽のゆかにめりこむ)ので、苦肉の策でちょっと姿勢を上向きに傾けるようにしたら、これがむしろいいかんじに。

 浴槽のかべにもたれてのんびり、感が出せました。

挿絵(By みてみん)


 もちろん、エモートで座ってもいいのです。

 小さいほうも半径が1.3メートルあるので、だいたいのサイズのアバターならこうして座れることでしょう。

 むしろこっちだけでよかったんじゃなかろうか。ワシもちょっとそう思った。

挿絵(By みてみん)




 しかし、今回で「おすわりポーズ」設定時のコツをいくつか体得しましたので、まったくの無駄ではなかったと思います!


 まず最大のコツは、シットポジションにする半透明キューブを『回転やスケールなんかのかかってるオブジェクトの『子』にしないこと』。

 ハンモックのときは、これでむちゃくちゃ苦労しました。

 いや、なんで親子関係はずすって発想がなかったよ。

 閑話休題、その他のポイントいきます!


・邪魔になるものは容赦なく半透明や非表示にすること。

 例によって何度やってもらちがあかないんで心機一転、床板だけ表示で高さあわせをやり直しました。

 さいしょからそうすればよかった。前回のベンチのときもきっとそのパターン。

 ちょっとのズレなら吸収してくれるクッションは神アイテム。


・調整は一項目(高さ、位置、傾き)ずつ。

 だいたい、『座面の0.1m上&左隅から0.1m内側』という基本位置にシットポジション・キューブを置いたのちは、


高さ(座面におしりがめりこまないようにする)

傾き・回転(床に足がめり込まないようにする※次項目で注意があります)

前後左右位置(ほかパーツにほかパーツがめり込まないように)

ほかポジション(必要なら)


 ……という順で調整を進めました。

 これを同時にやろうとすると混乱します。面倒でも一つずつが必勝法。

 

・シットポジション・キューブの前後左右移動の際は、あらかじめ傾き・回転を覚えといて、いったんそれをゼロに戻してから動かすこと。

 傾きや回転そのままで思うように動かすのはマジに無理ゲーでした。


 これだけで格段に早く楽になりました♪




『SAColliderBuilder』ご紹介の記事はこちらです!


ヒナタ製作所さん

【Unity】Mesh ColliderのConvexオプションについて

https://atelier-hinata.hatenablog.com/entry/2019/09/04/165333


Kanのメモ帳さん

メッシュに合わせてコライダーを自動作成してくれるSAColliderBuilder【Unity】【アセット】

https://kan-kikuchi.hatenablog.com/entry/SAColliderBuilder



『フットバスを吹っ飛ばす』なんて、いわないんだからねっ!(半分ヤケ)


次回は『チビ猫、お花見温泉露天風呂 (おやすみどころつき)を開湯する(後)』

2/23投稿予定です。

どうぞ、お楽しみに!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ