チビ猫、ふたたびの一枝をもたらす
本格実装とはいっても、前回からのあいだは一週間くらい。
お料理用エレベーターのギミックとか、つづき部屋などまで、この期間でつくりきるのはやはり、むりというもの。
それはさすがにチビにも、わかります。
まずは、レンタル入室まわりをととのえ……
VIPルームのテーブルとカウンターに、に、グラスやお料理をおいて……
室内のライト系をもう少し整えたら、ひとまず今回はOKとしましょう。
まずは、『ルームレンタルからの入室』です。
ここで気になっていたこととは、ふたつ。
「ご招待できたお客さんが、VIPルームから5分で追い出されたりしないかな?」ということと……
「おだいをはらってから、マスタールームにいくまでのあいだに、ネット回線がとまったりして、落ちちゃったらどうしよう?」ということです。
ひとつめのほうは、ちゃんと大丈夫にできてることが、前回公開したあとのテストプレイで、たしかめられました。
のこったもんだいは、ちゃんと根本的に、何とかしたいところです。
せっかくたのしみにしてたのに、おだいだけとられてレンタルができないんじゃ、残念すぎます。
それはたとえ、おしはらいがチップいちまいでも……
やっぱり、がっかりはしてしまうものなのですから。
そこでチビはさらにいちだん、くふうをくわえました。
お支払いのとき、いっしょに『かりのマスター資格』をあげてしまうのです。
この『かりのマスター資格』は、24時間ゆうこう、かつ、セーブデータ機能で保存されるものにしました。
つまり、いちどおしはらいをしたら、そこから24時間はいつでも(たとえワールドをでちゃったとしても!)、追加払いなしでレンタルいりぐちの光の柱をくぐり、転送の間に飛び、マスタールームに移動することができるようになります。
そのへんは、はっきりわかるよう、お支払いのときにメッセージをだして……
そのいっこまえ、光の柱ゲートのとこにいるうさたまちゃんのとこでも、ごあんないをすることにします。
ゲートのまえに、じゅうたんを一枚追加。
※まんなかの一番上で、……VIPと見切れてますがうしろにIIIがあります。ごめんなさい。
そこにのったら、そのお客さんが3つのパターンのどれなのか、そっとチェックしてもらいます。
すなわち……
パターン1『かりのマスターしかくをもうもってる(=お支払いがすんでる)』
パターン2『しかくはもってないけど、お支払いができるだけのチップをもってる』
パターン3『しかくがなくって、お支払いもむり』
そうして、それぞれのばあいべつのメッセージをだすのです。
スケール(画面上のスライダー)のせいで一行目が見切れてます!
なかなか原因がわかんなかったとこなのでペタッときます。
そうそう、光の柱そのものも、まえ2ぱたーん(=はいれる)だけ、しばらく出すようにかえましたが……
もちろん『資格とチップ、どっちもないお客さま』がとつげきしても、テレポートはせず、すりぬけるだけになってます。
お支払いとテレポートについては、ここまでつくりこんだら、いいでしょう。
つぎに、おまちかね、VIPルームのおふるまいです。
バーカウンターに、おのみものを。
テーブルのお皿の上に、ミックスピザをおいて。
どれもちゃんと、もてるようにします。
ライティングは、ちょっと工夫します。
リアルタイムの影を出せるライトは、ワールドにふたつだけ。
なので、ミニステージようのスポットライトをさいしょのふたつに。
つぎを、ワールドぜんたいを照らすディレクショナルライトと、メインのシャンデリアのライトにします。
(サブのシャンデリアと、奥のかべぎわや、あしもとの間接照明はベイク専用にしちゃいます)
これなら、いつもはふつうにかげがでるけど、ステージライトをつけて、みんながそっちをみてるときは、ステージにリアルタイムのかげがでるようになるでしょう。
でも、そうやってライトたちをセットして、いざライトベイク! とやってみると、なんでか入口あたりがやけに暗いです。
せっかくのかがやくような白いばらも、くらくしずんでしまっています。
いりぐちちかくのシャンデリアをもっとてまえにしたり、かずをふやしても、やっぱりだめです。
まちあいのとこも、やけにくらいです。
けっきょく、ワールド全体をてらすディレクショナルライトを、ぐっとあかるくしたことで、もとどおり、白くみえるようになりました。
スタッフカウンターには、とりあえず『でかゆきだるみゃん』にはいってもらって……
(マスタールームには、ちびゆきだるみゃんがいます)
まちあいスペースには、ゴールドにゃんたまちゃん像をならべて、これでいいでしょう!
けれど、とチビは考えます。
じつのところ、おへやをかしきりにする方法は、そもそもあるのです。
スペースをたちあげて、その設定を『プライベート』や『パーティー』などにすることです。
だからわざわざ、べつのワールドでチップをもうけて、しはらう必要は、ないのです。
そのため、ぱっときてぱっとあそべるわけじゃないし、サムネイルをひとめみてびっくりするほど美しいわけでもないこのワールドは、このさきあまり、あそんでもらえないかもしれません。
『つくること』そのものが、すっごくたのしいとはいえ……
ぜんぜんあそんでもらえなかったら、さすがにすこし、さびしいです。
「ほんたいワールドも、そもそも、おもいし……
もっとこんぽんてきとこ、なんとかしなきゃかも……」
とはいえ、今はもうすこし、やることがあります。
チビはそのことばを、こころのめもちょうにそっと書きしるして、つづきをはじめました。
今回のメインイベントは、ツリータワーのラストアップデート。
さいしょのアップデート『一枝の紅』の面影を残しつつ、もっとたのしくにぎやかに、そして、もっときれいに。
みんなのおかげで、ツリータワーもチビも、ここまで成長したよ! という、かんしゃのきもちをこめたすがたにします。
あのときかんがえて、でもやれなかった、『ゆきがふると、こずえが白く染まる』と、こずえのひとえだのくれないをくみあわせて、おもいっきりきれいにしました!
おはなにおかし、にゃんたまちゃんもいっぱいで、きっとたのしんでもらえることでしょう。
かくどをえらびぬいて、しゃしんをとると、かんがいがしずかにわきあがってきます。
そのままじっと、モニターをみつめるチビと……
そのチビをみてそっとめがしらをおさえる、おねえちゃんたちなのでした。
次回は『チビ猫、メロンをふやしてホタルをはなつ』2/9投稿予定です。
こちらは明日2/8に実施予定のアップデート『追憶の回廊6』の作業記となります。
(ワールドアドレスは、そちらのあとがきにこそっと貼らせていただきます)
毎度のことですがギリギリです。間に合うんでしょうかこれ。
どうぞ、お楽しみに!