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チビ猫、有料VIPルームを作ってみる(ギミック編)

これは物語だがフィクションじゃない……ガチに現在、この状態なのだ……

(和訳:すみませんすんごーくおくれましたああああ!!(スライディング土下座))

 それからチビは、入退室のギミックを作り始めました。

 そのしようは、ミーコさんやマリーさんでもちょっとおどろくほど、むずかしいものでした。


1.見学のひとは、ただ。

※五分で退場になる。

2.レンタル料を払ってくると、ルームマスターと認定されて、いりぐちのロックが解除できる。

3.招待客さんもただ。いりぐちのロックが解除されたあとはいる。

※ルームマスターと招待客さんは、24時間で退場。退場のときに、ルームマスター資格もなくなる


 いりぐちをわければ、いいのでしょうけれど……

 かくじつにわけられるのは、2とそれいがいでしょう。

 しかも、スペースをつくったときには、再入場したのとおんなじうごきになります。

 つまり、どのばあいでも、けっきょくおんなじ場所にでてきて、おんなじいりぐちをくぐることになるのです。


 1.の、見学するだけのギミックは、かんたんです。

 入り口に青いカーテンスクリーンをはっといて、そこにとつにゅうしてもらえればいいのです。

(わかりやすいよう、スポーン地点にくると、あんないメッセージが出るようにしときます)


 カーテンスクリーンにいちどふれたら、タイマーがうごきだします。

(みっつあるインスペクターウィンドウのうち、いちばんひだりの、みえてるとこでやってます)


挿絵(By みてみん)


 クローズ一分前には、ほたるのひかりがながれて、退場してねメッセージがでます。

 クローズ時間になると、さよならメッセがでて、お帰りようのおへや(うさたまちゃんの台座からかえれるようになってます)にとばされます。

(そこらへんは、みぎふたつのインスペクターでみえるとこでやってます)


挿絵(By みてみん)


 3.もじつは、かんたんです。

 ほんたいカジノワールドのほうで、いりぐちのしくみをつくっときます。

(なんかあってもやりなおしがきくよう、『おこづかいをくれるちっちゃなうさたまちゃん』を、いりぐちのそばにひそませといたので、そこはまあまあ、安心です)


挿絵(By みてみん)


 チップがたりてるときだけ、みぎのはしらから転送ルームにこれます。


挿絵(By みてみん)


 ここのうさたまちゃん像からワープすると……

 VIPルームがあるフロアのどまんなかにある『ないしょの小部屋』にでてきて、ルームマスター認定されます。

 この小部屋は、『中から外にでられるけれど、一度ドアを閉めるともう入れない』しくみになってるので、ここにきたひと『だけ』がルームマスターになれます。


挿絵(By みてみん)



 認定レベルは、セーブ機能であつかうようにしてあるので……

 スペースをつくったり、通信がきれて再入場になっても、大丈夫!


 むずかしかったのは、招待客さんが五分で追い出されないですむように、『ルームマスターが』『へやのロックを解除する』というところです。


 プレイヤーそれぞれのもってるパラメーターをつかって、プレイヤーの『そとがわ』のせかいを、かえようとすること……

 たとえば、ワールドにおいてあるオブジェクトが表示されたり、きえたりとかさせることは、clusterのギミックでやろうとすると、とっても、むずかしかったのです。

 どうむずかしいかというと、『プレイヤーのパラメーター=ワールドにえいきょうをあたえる( グローバルたんいの)パラメーター』ってことが、すなおにできないのです。


 いろいろさがして、やっとみつかったほうほうは、いがいなもの。

『タイマー』をつかうというものでした。


挿絵(By みてみん)




 ちょっとながくなってしまうので、ざっくりとせつめいすると……

 まず『アイテムロジック』をつかって、プレイヤーそれぞれのけんげんパラメーター(ルームマスターは1、それいがいはゼロ)を、『このけいさんをやってくれてる、ゲームオブジェクト』せんようのパラメーターに、うつしとります。

 そしたら、『タイマー』をつかって……

 そのパラメーターをキーにして、ワールド全体のどこでもパワーをとどかせられる『グローバル』パラメーターを0.01秒差で発動させる、ということをしてるのです。


 これをつかうと、ルームマスターがロック解除ボタンをおしたときだけ、いりぐちのロックが解除される(いろがかわる。そして、『突入したら五分で退場させるよ』フィールドもオフにする)、ということが、できるようになるのです


 もうひとつ、しんけいをつかったのが、メッセージのひょうじをちゃんと消すことです。

 それぞれのメッセージは、部屋を出たりしないかぎり、自動できえたりしません。

 だから、部屋に入ったしゅんかんには、ぜんぶけしといたり……

 ほかのメッセージをけしてから、出したいメッセージをだしたり。

 ときには、表示の制限時間をつけたりして、ひとつひとつ、ダブリがはっせいしないよう、解決していきました。


 ともあれ、チビにとってこれは、おおきなかだいでした。

 それやこれやをすっかり解決できたときには、アップデート前日の夜になっていました。


 まだ、内装はかんぺきじゃありません。

 なにより、ワールドを公開しないと、だれかをご招待するということができないので……

 招待客のみなさんが五分で追い出されちゃわないかも、たしかめられません。


「今回は、五分限定・無料見学モードだけの公開にしとこう」


 そう決めて、チビたちは仕上げの作業に取りかかるのでした。


次回は『日向、といれっ島のワープシステムを安定化する』1/21投稿予定です!

なお明日1/20大寒アプデ予定です!

どうぞ、お楽しみに!


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