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チビ猫、れすとるーむをこんがりベイクする

 じつはここまでで、レストルームの本丸というべき、お手洗いとお手々洗いは、ととのってます。

 おかりしたアセットのFBXデータを、Blenderによみこんで。

 ふたを分離したり、つくられてない座面や、みずとかも、つくりたして……

 ギミックで動かせるように、してあるのです。


挿絵(By みてみん)


 つまり……

 お手洗いのふたは、じどうであけしめされます(みずをながすのはちょっとむずかしいから、やめときました)。

 すいどうのじゃぐちハンドルをクリックすると、くるっとまわって水をだしたり、とめたりもできます。



 おきがえボードと、ものおきようのかごもつくって、クリックでてんかいするように。

 さらに、ソープディスペンサーとハンドドライヤーは、作れそうだったから、つくっちゃいました。


挿絵(By みてみん)



 うごかしてみると、ちょっとかごが大きすぎますね、縮めましょう。

 ハンドソープの色も、さわやかな緑にチェンジしたほうがよさそうです。


 ちょっとまよったけれど、かがみも、このあとうつるようにしました。

 それも、おかおをうつせるのと、全身をうつせるのと、ふたつです。

 やりかたは、クリエイターズガイドのページとくびっぴきで……

 ちゃんと、VRでもうつるように、ととのえました。



 そんなこんなで、レストルームの個室の大きさも、きまったので……

 個室に、とびらをつけます。

 ここはめっちゃ洋風に、フレンチドアにしましょう!


 とはいっても、ひとすじなわでは、いきません。

 まんなかびらきのドアで、それぞれのドア板がちいさいとはいっても、それでもけっこう、じゃまなのです。

 自動ドアにすると、ドアが開くがわに立ってた時、あいてくるドアにひっぱたかれちゃいます。

(立ってるがわにあかないようにするのは、複雑すぎて『やめよう』となりました)


 かといって、ヒンジジョイントをつかって『どっちにでも、押せばあく』ようにしようとしたら……

 ツリータワーをつくってたころの、『ブランコだっそう事件』ふたたび、になってしまいました。


「うーん、うーん……どうしよう……」

「これはもうさ、『だれでもトイレのドア』みたいにしちゃったらどうかな?

 ほら、おんせんりょこうにいったとき、駅で行ったおトイレみたいな……

 壁にボタンがあって、おすと開けたり、しめたりできるやつだよ。

 ふだんが開いてるじょうたいで、なかのボタンでしめたり、あけたりするのなら、らくちんだと思うけど……どうかな?」


 こんなとき、ほんものの人間のヒロさんのアドバイスは、たよりになります!


「あ、それ! いいかも!!

 そうだ、ドア、それでちょっと、SFにする!」


 そうしてチビがつくったドア・アニメーションは、おどろきのSFふうみでした。


 フレンチドアふうにもみえる半透明のドアは、ちんまりととぐちのさゆうについて、ひらいてます。

 こしつにはいって、ドアしめボタンをおすと、なんとそのどあが、にゅーんと大きく、色も濃くなっていき……

 ぴたりとまんなかで閉まったのです。

 もちろんそのときには、透明感はゼロに。

 とつげきしても、当たり判定がしっかり受け止めてくれる、りっぱなドアになってます。


「え、え、えええ?!」


 おどろきはまだつづきました。

 ちょっとあわてたヒロさんが、外にでようと思わず、ドアをクリックしたら……

 なんと、さっきとはぎゃくのうごきで、ドアが縮みながら、開いたのです。


「こ、これ?!」

「えへへ。

 もしかしたら、ボタン、わすれちゃうひともいそうだから、……

 ドアさわっても、あくようにしたの!」

「す、すごーい!」


 ヒロさんはおっとりしてるけど、ちょびっとあわてんぼなとこもあります。

 チビはそこのところ、よーくわかっているのです。

 けれど……


「ちょっとまつにゃチビ。それ、なかにはいってるときだれかがノックしてきたら、あいちゃわないかにゃ」

「「あっ」」


 こういうところは、このおやにして、このこあり、でしょうか。

 でもチビは、やればできるこねこです。


「こういうときは、もんだいをきりわける!

 コライダー、べつにつけちゃおう!」


挿絵(By みてみん)

挿絵(By みてみん)


 まずは、アニメーションと、扉のコライダー。

 これは、そのまんま。

 これ↓を、ついかします。


挿絵(By みてみん)


 だれかが、大きいしかくのうちがわのエリアにはいったら……

 ドアがあいててもしまってても、ドアのとこをふさぐように、右側にほそくみえる、みえないかべがあらわれるのです。


 こうしとくと、べんりなことだらけです。

 まず、大きいしかくエリアがあることで、外からはボタンをおせなくなるので、ちゃんとなかにはいってから、しめてもらうようにできます。

 だれかが個室のなかにはいって、ドアの外にみえないかべがでてくると……

 もちろん外からかってに入れないし、ドアとかをクリックしたつもりでも、このかべにはばまれて、じっさいにはクリックはできなくなります。


 これでセキュリティは、ばっちり!

 おもいのこすところをなくして、いよいよ念願の、『間接照明の、ライトベイク』をやっちゃいましょう!


 かべがみは、ここまでつかっていたウッドがかっこいいので、そのままこれでいきます。


挿絵(By みてみん) 


 スポットライトのアセットと、ゲームオブジェクトのスポットライトをセットにしたものを、みっつ天井にせっちします。

 もちろんひとつひとつ、角度や強さ、範囲なんかをかえてあって……。


挿絵(By みてみん)


 モードはしっかり『ベイク』に。


 スポットライト3つのほかには、このワールド全体をてらして、あるていどのあかるさを保ってくれてる、おひさまがわりのディレクショナルライトがおそらにあるのですが、そちらはモードを『混合』にします。


挿絵(By みてみん)


 うごいたりしないものたちに『静的』のチェックをいれて……


挿絵(By みてみん)


 ウィンドウ>レンダリング>ライティングとすすみ、ライティングタブで、設定をします。

 すみっこをくらくして、それっぽくしてくれるくれる『アンビエントオクルージョン』を、オンに。

 そして、おためしベイクをします。

 ライトマップ解像度を5くらいにして、『ライティングの生成』ボタンを押すと、数秒でベイクが完了しました。


「UVがダブってるよ」というメッセージはでましたが、正直、みたかんじにいわかんがないので……

『ライトマップバディング』をちょっとおっきくするだけにして、UVじたいのつくりなおしはしないでおきます。


 そうして、解像度30で、本番いってみます!


挿絵(By みてみん)




「やったー! できた!!」


 あとはこれを大きくしたり小さくしたりして、いくつかレストルームエリアに、置くだけですが……


 実は、ミラーは処理がかなり、重たいのです。

 ワールドにたくさんは置けません。

 というか、そもそもいまのカジノワールドそのものも、いろんな物があるから、軽いとはいえません。


「こういうときは……よーし!

 ワールドも、切りわけよう!」


 そうして、レストルーム部分だけ、仮名『といれっ島』に切り出したチビですが……

 すぐに、だいじなことをわすれていたことに気がついたのでした。



参考

Cluster Creators Guide さん

オリジナルの3Dモデルをつかったミラーを作る

https://creator.cluster.mu/2022/03/31/shirayuri-1/

ライトベイクの基本を学ぼう

https://creator.cluster.mu/2022/04/19/masaki-light-bake/


wata23 さん ライトベイクに挑戦する前に読むと良いかもしれない記事

https://note.com/watahumi_mina/n/n0140f13dcc15


おねむゲーマーの備忘録 さん UV Overlap の対処法

https://sleepygamersmemo.blogspot.com/2019/04/unity-uv-overlap.html


実は次回取り上げる、レストルームワールドと本体カジノワールドの移動ギミックがなぜか安定しません……

昨日ちゃんと動いたものが今日動かない謎!

こんなんが三回連続してるのです……どうせえと。


そんなわけでとりあえず、ツリータワー、おんせん、天空カフェのみアップデートしました。

今日中に何とかしたいけれど、以前から予定していた外出で夜まで帰れぬので、カジノワールド&新ワールド (予定)は、明日になりそうです。


ともあれ次回は『チビ猫、小正月のしたくをととのえる』1/13投稿予定です。

そのときにワールドアドレスも掲載します。

どうぞ、お楽しみに!

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