チビ猫、かざれる七夕かざりをつくる
二階にもってってみると、ささはやっぱり、ちょっと大きいみたい。
天井にささらないよう、すこし小さくして……
かざりやすく、おじゃまにならないばしょを探して、設置します。
なんだか床から生えてるみたいになっちゃいましたが、そこはまあ、いいでしょう。
さっそく、七夕かざりをだしてみます。
さいしょは、クリスマスのかざりのように、ゆかにおこうとしたのですが……
平たくてながいものが多いので、なんだかふんづけちゃいそう。
それに、あのときなかったものが、ここにはあります。
そう、ジャンプしすぎで天井にあたまをぶつけないためにせっちしたエリア、名づけて『ぴょんぱわー・フィールド』です。
これは、一階ソファーのときにも、あったもんだいですが……
このフィールドのなかにアイテムをおいちゃうと、それはクリックできないのです。
つまり、すわったり、もちあげることが、できません。
そこで……
『ぴょんぱわー・フィールド』をもうすこし、ひらたく。
そして、ひくく、ながく変形したつくえを床において、その上に、かざりをならべることにしました。
とはいえ、たなばたかざりはけっこう、かずが多いし、大きさもそこそこあります。
たんざくや、ほしかざりは、ぶらさげるかんじのがいいかも。
そこで、おんなじテーブルを、階段のそくめんによこにくっつけて……
そこに、ぶらさげるようにならべます。
かざりのおおきさも、ちょっとかえました。
たんざくとほしかざりは、持ってみるとおおきすぎたので、すこしちいさく。
ふきながしは、もうちょっとおおきめに。
ちょうちんや紙衣、おりづるは、すこし大きく。
そしてそれぞれに、Grabbable Itemやボックスコライダーをつけていきます。
クリスマスのかざりとちがって、真下にたれてるかんじにしたいので、回転軸系の設定もします。
Rotation Constraintをつけて、ソース=きじゅんにする相手を、『台2』こと、かざりおき用のテーブルにします。
けれど今回は、いくつかうまくいきません。
たんざくと、ほしかざり。そして紙衣です。
天空カフェのケーキのときは、Y軸だけチェックをはずしておけば、うまくいったのですけれど……。
このみっつは、Z軸もそうしないと、手にもったときに、うらがえってしまいます。
「あれれ……?」
「なんでだニャ……
マリー、なんかわからんかにゃ?」
「うーん……Rotation Constraintはマリーさんもくわしくないのにゃあ……」
『Rotation Constraint うまくいかない』『Rotation Constraint 裏返る』『Rotation Constraint 軸』など、いろいしらべてみるけれど、さっぱりわかりません。
『ワールドづくりおたくねこ』マリーさんにもわからず、けんさくじょうずのミーコさんでも原因をみつけられないとなると、これはかなり、やっかいです。
でも、そのときです。
天空カフェのシーンで、ケーキをじーっとみていたチビが、あっとこえをあげました。
「そうだ、やじるし!
やじるしが、ちがう!」
ミーコさんもマリーさんも、ハッとたちあがります。
「あのね、あのね!
ケーキは、Yじくのみどりのやじるしが、ちゃんとうえむきなの!
でも、たんざくはそうじゃないの。
あのね、チビたんざくつくったとき、ねかしてつくったの。
でもいまは立たせてるから、そのへんがちがってきちゃったんだ。
だからそこ直したの、つくってみる!」
さすがに、もとのたんざくはもう、かざりつけにつかってしまっているので、そこをかえるのは、大変なことになる気しかしません。
そこで、もとのたんざくをコピペ。
Blenderでひらいて、むきをなおしました。
ついでに原点も直しちゃいました……
すると、ようやくうまくいきました!
このときチビはぐうぜん、たんざくたちをまとめた『たんざくセット』のそとがわで、この新たんざくをつくっていました。
このことも、よかったみたいです。
なぜなら、この『たんざくセット』の『子』にすると、たんざくがあばれちゃうことがあるからです。
もうしっぽしかみえない^^;
理由はたぶん、この『たんざくセット』のばしょが、なぜか海の上に行っちゃってたり、大きさがかわってたり、したことでしょう。
『たんざくセット』は、あたらしくつくりなおし、そちらでたんざくをまとめなおしました。
さてさて、これでようやく、『かざれるかざり用ギミック』の設定が、ととのいましたので……
それを、ほかのかざりたちにもつけられるよう、きちんと『きそ』をつくります。
新たんざくに『空の親』をつくって、『つりもの_たんざく』となまえをつけ、そこに、ひととおりのギミックをつけます。
Grabbable Itemをつけると、そのうえにItem、RigidBody、MovableItemがそろってついてきます。
そのあとにボックスコライダーと、Rotation Constraintをつけます。
ときどきうっかり、RigidBodyで『重力使用』オン『Kinematic』オフのままにしちゃうので、そこはしっかり逆にします。
Grabbable Itemでつかう、GripPoint用のとうめいキューブも、たんざくをもったときいいかんじにみえるよう、まんなかあたりにセットして……
『Grip』のらんにドラッグアンドドロップ(もちろん、『つりもの_たんざく』の子にするのも、わすれません)。
ボックスコライダーは、あそぶときのじゃまにならないよう、上はんぶんだけをカバー。
Rotation Constraintでは、ソースを『台2』に。Y軸のチェックだけをはずした状態にセットしました。
そこまで設定したら、『つりもの_たんざく』の子に『モデル』という空のゲームオブジェクトをつくり……
そのなかに、新たんざくをいれます。
こうしておけば、ほかのかざりにも、おんなじ設定をつけるのがらくらくです。
まずは、ほしかざりでやってみます。
さいしょに『つりもの_たんざく』をコピペして、あたらしいほうを『つりもの_ほしかざり』と改名します。
そうしたらほしかざりの『Transform』でコピー>『位置』とすすめ……
『つりもの_ほしかざり』の『Transform』で、貼り付け>『位置』。
うまく『つりもの_ほしかざり』がほしかざりのところにきたら、ほしかざりを『モデル』の『子』にします。
『モデル』の『子』にはとうぜん、たんざくも、こぴぺられて、はいってますが……
これは、位置や傾きなど、おかしくなってないかのめやすになるので、OKです。
おかしくなってれば、みなおしてやりなおし。おかしくなければ、ありがとうでさくじょします。
ほしかざりそのものに、かりにつけていたギミックたちも、けしてしまいます。
そうしたら、ボックスコライダーのカバーはんいや、GripPoint用のとうめいキューブの位置をととのえて、テストと調整をしました。
いざテストしてみたら、ちょうちんがなんだかびよーんとゆがんでしまう現象がでましたが、これも、ちょうちんふたつをまとめていた、空のゲームオブジェクトが原因のようでした。
また、ユニティのゲームモードでは、白枠がなんというか、びみょうなかんじでしたが……
クラスターのワールドでは、だいじょうぶ。
ちょっとくろうしましたが、できてしまえば、うれしさだけがのこります!
でも、やったやった! と、そとのデッキにでてみれば……
天の川のとなりに出たにじが、なんだか申しわけなさそうにしている気がします。
そうか、とチビはおもいました。
天の川さんは、今だけ、よるのあいだだけが、出番だから……。
にじさんもきっと、ちょっと気をつかっちゃうんじゃないかな?
そこで、天の川のでているあいだだけ、にじにはお休みしてもらうことにしました。
にじのアニメーションをかえて、夜の間だけ、とうめいどをゼロに。
昼のあいだはかえないでおいて……
ひるとよるで、すみわけてもらうことにきめたのでした。
まとめ:Blenderファイル時点の軸や原点、まじだいじ。
次回はいよいよ、七夕ワールドアップデート当日です!
はたしてそこまでに朝顔はできるのか?
ともあれ時間を決めてやってみます。
『チビ猫、あさがおづくりにチャレンジする』7/7投稿予定です
どうぞ、お楽しみに!