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あまたの苦難を乗り越えて
おれの人生は
苦難に満ちた
人生だった訳だが
それは仕方がない
ことだった
人はこの世に
生まれれば
誰でも多かれ少なかれ
苦労はするモノだから
おればかりが
ラクをする訳には
いかなかった
これもまた
天から与えられた
試練だと思えば
諦めもつく
おればかりが
ラクをする訳には
いかなかった
世界に目を向ければ
夢も希望もなく
まるで機械かロボットのように
毎日毎日
ウンザリするほど
働いている
労働者たちも
存在している
おればかりが
ラクをする訳には
いかなかった
若い頃は
苦労することを
自ら進んで
買ってでた
そのおかげで
心身ともに
強くなった
いろいろあったが
おれの人生は
これで良かったんだ




