創作活動
おれは10代の頃から
ずっと詩を書いているが
元を正せば
詩を書いて
本を出してみようとか
本をたくさん売って
お金持ちになってやろうとか
そんな投資目的で
書いていた訳では
無かった
むしろ詩を書くことで
自分にとって
何のメリットがあるのか
それすらも分からずに
もがき苦しみながら
詩を書いていた
実際に
初めて詩集を
自費出版するまでは
いくら自作の
詩を書いても
おれの懐には
一円のおカネも
入って来なかった
それがいつの間にか
まるでロック•ミュージシャンのように
自分の作品を
書くことで
大金持ちになりたいと
そんな野望を
持つように
なってしまった
その考え方が
決して間違っているとは
おれは思わない
物書きだけではなく
どんな聖人君主のような
立派な人でも
お金のことになると
目の色が変わる
おれも多分に
そんな人間だ
でも若い頃は
自分が作品を
書くことで
自分にとって
良いことがあるとは
あまり思えなかった
そう疑問を
持ちながらも
次から次へと
アイディアだけは
浮かび上がった
それが50歳を超えた
今のおれに繋がっていて
おれは未だに
創作活動と
夢の中で
生きている




