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95話 6才 依存

 休日、、俺は年上な、女の人とデートに来ている。


 「ねぇ、晴ちゃん、あれ買って」


「良いよー!」


俺はクレープを奢ってもらった。


 今週の月曜日に、物凄いLINEの数が来ていた。


 「デート行こう!」

「もちろん全部私がお金出すから!」

「お願い!」

以下略


  懐かしい場所に来ている。

 デパートに来た。


 「ねぇ、小学生の初めの頃、二人で来たの覚えてる?」


「覚えてるよ、、たしか一緒にビンゴゲームやったよね」


「そうそれでさ、私が、欲しかった景品取れなくて、」


 「あの時、晴ちゃん泣いてたもんね」


「そうそう、泣いた、泣いた、どうしてもあのステッキで可愛いく踊るところ、見せたかったんだもん」

 

 あの時のトラウマを思い出す。


 「でも、結局取れなくてさ、、そのあとようちゃんが私にくれたんだよね、3年生のときに」


俺は、あの後、色々なところのビンゴゲームに参加した。

 流石に最新型のステッキになったが、、




「ほんとはまだ持っているんだ。」


「えっ?」

 

 だって、あの時、、、


「あのあとね、、、私はすぐに、探して見つけた。」


 、、、、


「ずっと、何度もね、、私は最低なことを繰り返した、、、

  大好きなあなたを傷付けた。」


「もう許してたでしょ」


「そうだね、ようちゃんは許してくれている。

   でも、私の中の罪悪感は一生消えない。」


「、、、」

俺はかける言葉が見つからない。

 

「だからね、、例え君が他の人と付き合っても、結婚しても、、君の為にこれから生きたい。私が言える立場じゃないのは知っているけど、、、お願いします」


これは、依存だな。


 今晴ちゃんは24才、、今が結婚するのが丁度良い時期ではないのか、、、それでもこんなことを言うだな。


 「晴ちゃんは他に好きな人は出来ないの?」


「出来ない!!出来るわけがない、告白なら100を超えてる」

さらっと自慢された?


 「でも、一度も付き合わなかった。学年で女の子から一番人気な人に告白されても、私はすぐに断った。」

良いな、女の子から一番人気なんて


「私は、ずっと、あなたにしか好きになれなかった。あなたにしか興味が出なかった、、」


 「晴ちゃん、、」


「だから、、お願い、お願いです、」


「晴ちゃん!何度も言うけど、、もう許したし、一緒に居て欲しいって俺から頼んだから」


「うん」


「と言うか、それでも、罪悪感消えなさそうだし、、同じようなこと(この謝罪話)繰り返しそうだし、早速頼んでいい?」


「はい、何でもします」


「じゃあ、あっちの激安の店で」


「行こう行こう」


俺はヒモになった。

 おそらく、晴ちゃんの罪悪感はこれからも消えない。

 俺の知っていた、晴ちゃんなら、ずっと同じことにハマる性格だ。それは中毒のように、、、



 晴ちゃんは罪を何度も償いたいんだろ、、、 

 

とりあえず俺のためにすることが、償いになっているのだと思う。


 お金払って、、少しでも償なえる気持ちがあるなら、俺のために使って貰おう。


 俺も使って貰う気は無いしね。


それに、俺以外に依存されるのも、嫌だし。 

このまま依存して貰おう。俺にとっては、晴ちゃんも大切なハーレムの一員だ。


 

「面白かったらブックマーク、下の評価よろしくお願いします!」

誤字報告ありがとうございます。

まだまだあまりすね泣

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