93話 6才 ライトちゃんは前世と
「ごめんね、ゆうきくん一方的に話をしたから、変なこと思わせちゃったね。」
一方的に話をしている自覚あったんだ。
アイドルに一方的的に話されて全く悪い気はしてないけど
むしろ、、
「ライトちゃん、、俺は6年前、、ライトちゃんが来た保育園の近くの道路で轢かれた。」
「なんで、、そのことを知っているの、、ニュースは全部、私の名前は伏せてあったのに」
ライトちゃんは、驚いた顔をしていた。
「俺は、あの後気がつくと、赤ちゃんになっていた。」
「何を言っているの、?」
それは6才が話すには、奇抜な話である。
ライトちゃんとは過去の接点がない。
「親友さんに電話をかけられる?俺の親友だから」
そして、少し考えながらライトちゃんは、親友に電話をする。
【もしもし、どうしたの?】
親友の声が聞こえる。
「ゆうきくんと、太陽さんの関係のことで話が」
声が震えている。
【あーそのことか、、、ならそこにゆうきいるか】
親友は察したみたいだ。
「はい、います」
【、、そうか、ついに知ったんだな】
「信じられません。」
ライトちゃんはとても、迫られているようなかおをしている。
【ほんとのことだよ。そこにいるゆうきは、太陽と俺だけが知っていることを全部知っていた。】
「うそ、ですよね、みんなで私を騙して、、」
後で知るが、ライトちゃんは親友をとても信頼している。
【ほんとのことだ。今まで黙っていて、すまない。他ならぬ、そこにいる、ゆうきに昔のことは誰にも言わなように頼まれた。】
「、、、」
【このことは、桜地も知っている】
「桜地さんまで、、」
晴ちゃんと仲はいつも見ているから知っている。
【約束とは言え、言わなくてすまなかった。今の楽しそうに生活する、ゆうきをみて、そうした方がいいと俺も思ったんだ。】
「、、、」
【それに、太陽、、ゆうきは分かりやすいほど、お人好しだっただ見たいだしな。俺は保育園の話のゆうきは、まさに太陽だったからな】
「、、、分かりました。ありがとうございます。」
電話で俺から保育園の話をする時があるが、保育園事情はいちかちゃんからも聞いている。
【最後に、、俺が予想するに、正体を明かしたのは、君が過去のことをずっと気にしていることを知ったんだろう。】
「、、、はい」
【それでこそゆうきだ。じぁな、ライト、ゆうき」
黙って聞いていたおれは最後に
「バイビー」
とだけ返した。
「、、、」
「どうする、、とりあえず晴ちゃんにも電話してみる?、、
おそらく仕事だから出ないと思うけど」
「大丈夫、、かけなくていい。」
しばらく無言が続く。
「ねぇ、、いつから、知っていたの?」
どうやら、少し信じ始めたようだ。
「いや、今日ライトちゃんから聞いてわかった。
君を助けたとき、顔まではよく見ていなかった。」
「そうなんだ、、、ねぇもし君が、、ほんとに太陽さんなら最後に
言ったことを覚えてる?」
「たしか、、、、あっ死んだ」
もっと良いセリフがよかったな。
今回の最後のセリフを今のうちに考えておこう。
「違う!!」
「あれぇーー?」
そういえば、最後に言ったあの子、今の彼女に言った、セリフは、、
「気にするな?」
「うそ、、、、」
どうやら会っていたみたいだ。
6年前のことだけど、流石に覚えてる。
と言うか、ちょー気にしてるじゃんライトちゃん。
「たしか、ぎりピースして?」
「なんで、、そんなことあるわけ、、、」
「俺もビックリしてるー」
「じゃあ、、このキーホルダーの名前は」
俺はそのキャラの名前とスリーサイズ、キャラ設定、出たストーリーの概要、ネットの反応、グッズ展開まで話をした。
「、、、私より、圧倒的に知っている。」
「そして、俺はそれを財布につけていた。」
「、、、!」
ついにライトちゃんは、一気に力が抜けたように倒れる。
「ほんと、なんだ、、、ほんとに、太陽さんが、、、」
「あーホントだよ、、、あの時、君を守れて良かった。」
ライトちゃんは泣いてしまった。
少しすると、
「ごめんない、私があの時、、気をつけておけば、、」
「それは良いんだよ、仕方ないんだ、今回だって、、」
「それであなたをこ」
俺は遮るように話す。
「違う!それは、君じゃない、あの時の運転手だ。
それに、」
俺は今日までの6年間を思い出す。
「おれ、生まれ変わってから、ちょー楽しいんだ。
人助けするもんだよ、、ほんとに神様は最高のお礼をくれたよ」
それに、、太陽が最後に言っただろ、気にすんなって」
ライトちゃんは、苦しい顔から、まるで、子どものように泣いていた。「、、、うぇーーーーーーーん」
最新俺よく、泣かしているな。
また少し時間が経つと、、
「ねぇ、さっきは許嫁だったけど、やっぱりさ、、」
あっそういえば、そんな話あったな。
「私と付き合って!」
ランクダウンしたーーー
中身が既に大人だから、今からでも付き合っても大丈夫と言う考えになったのか、
「ごめんなさい」
俺は、6才の声で謝った。
「そ、、、そんなぁぁ」
「俺はまだ、新しい人生が始まったばかりだからね」
「そっか、そうだよね、、でも私、諦めないよーー
アイドルしながら沢山アピールするからね」
その時のライトちゃんの顔は今までにないほど可愛くてドキッとした。
そして、俺たちは長く話をし過ぎて、お母さん、主にお姉ちゃんにめっちゃ怒られた。
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