72話 5才 幼馴染と俺
居残り保育で二人きっり。
「ねぇーようちゃん」
久しぶりにこの呼び方をする。
「懐かしい呼び方だね、晴ちゃん。あと出来れば二人の時でもゆーくんと」
「私にとって、ようちゃんも、大切な人だがら」
「そうだよね、、」
優しいようちゃんは、あんなことがあっても、私との関係を大切にしてくれていた。だから、あんな複雑な顔で返事をしている。
「最近、顔がようちゃんに似てきたよね」
私好みの、、
「言われてみれば、、魂の影響でもあるのかな」
「それはゆーくんのお母さんがお、、」
ようちゃんの親友と決めたことを思い出す。
[桜地先生、太陽と太陽のお姉さんは母と息子の関係だ。
遅かれ速かれ、二人は前世の関係に気付くことになる。
ただ、二人とも今の関係がある。そして、二人はそれを大切にしている。光ちゃんの立場もある。だから本人達で気付くまで言わないことにしよう]
「お母さんが美人だからだよ」
「そうだよね、めっちゃ美しいよね、ママン」
「マザコン」
「えへへ、」
「、、、」
「ねぇ、ゆうくんは昔の私がいじめたこと怒ってないの?」
「怒ってるよ!」
「やっぱり」
あー、あー○にたいくらい辛い
「だって、大切な友達に言われて、落ち込まないわけないよ」
「そうだよね」
当たり前だよね、大切な友達だって思ってくれていたんだ。
「だから、怒ってるから、一つ言うこと聞いて欲しい」
「一つじゃなくて何回も、どんなお願いでもいい!」
「今度はずっと一緒にいて欲しい」
「えっ、それって」
「告白じゃないよ」
「ちがうのーーーーーーー!」
「うん!」
そんな、、5才特有の笑顔で言わなくても
「卒園しても、これからは卒園した先生ってだけじゃなくて、元幼馴染として、友達として、元先生として、これからも関係を作りたい」
「いいの、まだ一緒にいて」
「うん!、ほらせっかく保育園いるんだし、ここで久しぶりにあれしよう」
「あれっっって、、、あ」
[喧嘩したら、最後は指切りげんまん」
私達は昔のように、姿も、身長差もかなり違うけど、仲直りの指切りをした。
「ってことで、晴ちゃん約束を思い出したようだからー」
「っっっえーーあれやるの」
「やるに決まってるんじゃん」
「大人になって、昔より恥ずかしいんだけど」
[もしも、どっちかに嫌なことしたら、嫌なことをした方が、
激ハズのダンス、指切った]
「えっっまた、繰り返すの」
「やる!やりますよーー」
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