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64話 4才 お姉ちゃんとランドセル

  ランドセルを買いに来ている。


 「ねぇゆうき、似合う?」


「似合う、めっちゃ似合う」


「でしょー」


「うん、可愛いよ」


「やったー」


お母さんは他のランドセルを持ってきた。

「こっちのランドセルはどう」


 そのまま背負った。

 

 「可愛い!どれにするか迷っちゃうよ」

 お姉ちゃんはテンションMAXだ。


 「ゆうきが選んでね」


「えっ、、いいの?」


「うん!ゆうきに選んでほしい。」


「あら、あら姉弟仲良くていいわ」


「じゃあこのランドセル」

 俺は一番似合っていたランドセルを選んだ。


「良いねーそれにする。」


 「うん?」

ランドセルを楽しみに手に持っていたお姉ちゃんが急に反応した。


 「どうしたの?お姉ちゃん?」


「泣いている子どもがいる」


「あった」


そういうと、お姉ちゃんはそっちの方に向かう。


 ほんとにいた。


 「クスッ、ママ」


「大丈夫?」


「お姉ちゃんだれ?」


「私は姉さんです。そして、泣いているのほっとけないなのです。」


後ろからお母さんが来た。


 「ほんとにいた、デカしたぞ、光!流石私の娘」


「えへへ」


 そしてその子どもを迷子センターに連れて行った。


  

帰りはお姉ちゃんがウキウキしながら歩いている。

  「ねぇゆうき?」


「何?お姉ちゃん?」


「お姉ちゃん、いなかったら寂しい?」


「もちろん、寂しいよ」

マジ寂しいよ、1年だけだし、家に帰ると会えるけど。


「そうなんだ!」

お姉ちゃんはご機嫌である。


 「うん」

 

 「私ね、小学生になったら、勇気みたいになりたい。

えっ、、唐突なカミングアウトにビックリ


 「俺みたいに?」


「そう、勇気みたいに、色んな人に良いことしたい。」


恥ずかしいな、パタパタと手であおぐ。


 「俺も、お姉ちゃん見たいに優しい人になりたいよ」


  ニッコリとこっちの顔を見ながらお姉ちゃんは

「なれるよ!ゆうきなら」


 



「面白かったらブックマーク、下の評価よろしくお願いします!」


誤字報告ありがとうございます。

  自分では誤字を見つけられないので助かります。



小学校編は20話ずつにしようと思っています。

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