61話 4才
はづきさん、と部屋でお話、ガクガクブルブル
前世時代、二次元にしか興味なく、声優のことは全く知らなかった。
あの時、俺はいじめがひどく、たまたま見た、
声優特集で、ひたむきに頑張るはずきちゃんに感動し、ずっと応援していた。
そんなはずきちゃんが
「ねぇ、ゆうきくん」
ドキーン、、あの有名なキャラの言い方で、
俺の名前を呼んでくれるとは、
「はい!なんでしょう、あねさん!」
思わず、アニメの返しをしてしまった。
「ハハっやっぱり、ノリいいね、」
「ありがとうございます」
やばい、ペースが保てない。俺は4才、俺は4才
「ゆうきくん?大人みたいだって言われることある?」
!!!ドキッ
「ないよ!」
「そうなんだね、君4才とは思えない話し方をしてるから」
「そうなの?」
俺はいつもの話し方に戻す。
「うん、そうなんだよね。
私さライトちゃんに頼まれて来たけど、こんな面白い4才の
子どもに会えるなら来たかいあったな」
「そうなんだ!ありがとうライトちゃん」
マジで最高のお礼、
少し話すと、暗い顔をして、
「私ね、声優をやめようと思っていたの。そしたらね、特集番組に出て、毎日手紙を貰うようになったの。その手紙に励まさられて、頑張ろうと思えた。」
「そうなんだ」
俺はその特集を見ていた。知っているはづきちゃんの苦労を
「でもね、ある日その手紙が届くなった。」
「えっなんで?」
「理由は事故。」
「事故」
俺はその言葉が重く感じる。
「最初は送るのをやめてしまったのかと思った。
そして声優も手紙が来なくなってやめようかと思ったの。」
「えっやめちゃうの?」
「安心して、その時はそう思ったけどね、今は違うよ」
「ライトちゃんが私に手紙を持ってきたの」
「もしかして、毎日くれた人の?」
「そう!ライトちゃんから聞いて分かったんだ。
毎日手紙をくれた人は事故で亡くなった。
そして、家に私宛の、応援の手紙があったって」
「そんなことが、、」
「でもその手紙の中には、最後には頑張って下さいって書いてあった。だからね私も頑張ろうと思ったの。」
「、、、」
俺と同じように、はずきちゃんに手紙が送れなくなった人がいるのか、
「ハハッやっぱり悲しいだったよね、ごめんね。ただなんとなく君にこの話をしたくなっちゃったの」
「ありがとう、良い話だった。はずきちゃんこれからも頑張ってね」
手紙を書いた人の為にも、、
「うん、ありがとうね、やっぱり応援されるとすごい頑張ろうと思える」
そのあとは、はずきちゃんは順番にクラスに入り、アニメ声を披露した。
「面白かったらブックマーク、下の評価よろしくお願いします!」
誤字報告ありがとうございます。
自分では誤字を見つけられないので助かります。
小学校編は20話ずつにしようと思っています。




