55話 4才 言いづらい、、
桜地先生はあれから子ども達に当時の後悔の話をした。
子ども達は涙を流しながら聞いていた。
俺だけ、先生から目を逸らしていた。
あれから何度も、チャンスを狙った。
だがしかし、あと一歩で俺はちびってしまう。
言えない、、、言いづらい、、、
あなたがいじめてた、好きな人が今の君の園児だし、、
いいずれぇー
そういえば桜地先生がさっきご機嫌だったな、前にもあれくらいご機嫌な時があった。
思い切って聞いてみるか、、、
「先生なんで、そんなにご機嫌なの?」
あーもう、こんなことで勇気を使うな俺
「実はねー、太陽くんが入園するの、今日」
???????????(こんにゃく)
どう言うことん?って普通に太陽って名前子どもが入園するだけっか。、、、、ってそれなら
あそこまでご機嫌にはならないんじゃないか?
「なんか特別なの?」
「実は大切な友達の息子なの」
!!!
よかった納得、
実は俺が、二人の魂に分裂していた。とかと思った。
『フラグではありません。本当に違います。名前が太陽なだけです。』
でも、それは俺をいじめていたメンバーか?
「俺は、後で太陽君にあってみたい。」
「いいよー、じゃあ一瞬だけ会いに行こうか」
「やったー」
そして、先生の配置的に、太陽君が帰る時に会えるみたいだ。
なんて都合のいいタイミング、ほんとに会いたいのは、、
親だからな、、
俺は後でこの時のことで少し後悔していた。
苗字を聞いとけば、、
そして、その時間がやってきた。
心の準備を変な方向でしていた。
「両親で来るみたいだね。初日だし」
「そうなんだ」
「あっ太陽君」
「しぇんしぇい」
あれが太陽君か、誰かに顔が似てるような、、、
おそらく、桜地先生の友達だから俺が知っている人だよな。
あれっあれは、落葉さん!
なるほど落葉さんだったのか、
「ママ!」
落葉さんに抱きつく。
そうか、落葉さんも、もう母親なのか、、
落葉さんは俺をいじめに加担していた一人だ。
「その子は」
「この子はゆうきくん、クラスのリーダーだよ」
「リーダーじゃないよ」
俺はツッコミを入れる
「フフッあの桜地が先生ちゃんとやっているのね」
「そうだよ!、頑張っているよ。それより太陽君、二人に似てるね」
そして、後ろからタイミングを見た、太陽の先生が
「今日初めての登園でしたが」
と落葉さんに話す。
「そろそろ戻っか」
「そうだね」
俺の必要な情報は得た。
「すいません、遅れました。」
!!
「あっパパ」タッタ
「お、たい?」
俺は気づいたら、太陽君より先に抱きついた。
涙が出た。
「君はえっと」
困った顔をしている。
「どうしたの、勇気君?」
桜地先生が驚いてる、
「あっ、あっ、、」
俺は涙が止まらなかった。
大人達と太陽君は一斉に俺をみる。
「えっほんとにどうしたの?ゆうきくん?」
俺はその人の手を見る。もう結婚してたんだな。
ごめんな、結婚式とか行けなくて、
(俺の結婚式のスピーチお前に読んでもらうからな)
久しぶり、親友
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