52話 4才 妹が欲しい
隣の家に遊びに行っている。
春の後ろには妹の冬ちゃんがいる。
冬ちゃんは緊張している。3才だしね。
俺のお姉ちゃんと一緒に遊びながら、二人を観察をしているようにじーと見ている。
春は妹を気にしながら、俺とお姉ちゃんと3人でババ抜きをしている。冬ちゃんも誘っているが、緊張しちゃって、顔を横に振っている。
冬ちゃんもまだ新しい保育園に来たばかりで、他人には緊張をしてしまうことが多いだろう。
今は友達と楽しく遊ぶ光景を目に焼き付けてもらうおう。
ババ抜きをある程度やると、今度はおままごとになった。
俺→弟 お姉ちゃん→お姉ちゃん 春→親(二人役)
のようにやる。
おままごとの内容は家族で、たまに春に、嫉妬するお姉ちゃんがいる。
俺は遊んでばっかりの人だ。
しばらくやっているうちに、楽しみそうに見えてきたのか、
「私も入っていい?」と聞いてきた。
俺たちはもちろんと答える。
冬ちゃん→妹
待っていたのだよ、俺に妹が出来ることを、、
冬ちゃんは3才クラスなので、これからはお姉ちゃんとの関わりは悲しいけど減るが、冬ちゃんとの関わりが増えそうだ。
冬ちゃんを俺の妹にしたい。
おままごともある程度やると、
俺は冬ちゃんに、そのまま「お兄ちゃんと呼んで」と思い切って頼んでみた。
「なんで?」と言われた。
眩しすぎる、その純粋な人目を汚さない。
俺は、「ごめんなんでもない」と言った。
これから徐々にもっと仲良くなって、自然とそう言って貰えるように頑張ろう。
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