37話 3才 ヒロイン視点1ー5 あらすじ回収一歩手前
私は今日から、夢の保育園の先生になる。
幼馴染のことを思い出す。
私頑張るよ、彼のように私は沢山の子どもを助け支えるんだ。
彼にした罪は消えない。でもやるだけやらないと、償いにはならない。
朝一番に入ると、私の実習を見てくれた先生が、先に私に気づき挨拶をしてくれた。
「おはようございます。今日から頑張ってね」
「はい!がんばります」
私は事前のメールで説明されていた為、さっそく着替えて、4才の部屋に入る準備をする。
みんな私のことを覚えているかな、、
特に印象が深かった、光ちゃんのことを思い出す。
元気にしているといいな。
4才の担当の先生は、卒園した時の先生だった。
「今日からよろしくお願いします。のべ先生」
「よろしくね、桜地先生」
「これからは色んな大変なことがあると思うけど頑張ってね」
「はい!頑張りますね。」
教室に入ると、私を見た瞬間に抱きついて来てくれた子どもがいた。
「おねちゃーーーん」
「ひかりちゃーん」
お互いに抱きついた。
私のことを覚えてくれていたみたいだ。
そして、自己紹介を済ませた。
子ども達の大半は私の面識があるため、よく話しかけてくれた。
新しい子ども達とも仲良くしたいな。
(はれちゃーん、あそぼう)
彼の声が聞こえた気がした。
横の部屋から
「いいよ、いちかちゃんもっと元気な声と踊りで、ハイッハイ」
隣から子どものトレーナーのような声が聞こえた。
面白い子がいそうだなと思った。
感動に浸っていたが、久しぶりに光ちゃんと話せて
さらにテンションマックスだ。
光ちゃんにはゆうきくんと言う弟がいるらしい。とっても優しくて、可愛いくて、なんでも褒めてくれるらしい。
まるで、彼のような人だと思った。
光ちゃんは弟のゆうきくんのことが大好きな見たいだ。
大好きな人はもういないけど、心の中では、いつまでもいるんだ。
この後、年上の子ども達と交流があるみたいだ。
あとで勇気くんに会えるのが楽しみだった。
「面白かったらブックマーク、下の評価よろしくお願いします!」




