253話 14歳
俺は心を癒されに来た。
「涼しい、ステージ、涼しい風、涼しい氷。
透き通るようなフィールド」
「何言ってるの??ゆうき?」
こっちに滑って来たかりんちゃんからツッコミが入る。
「ロマンチックに言ってみた。」
「アンタ、大人なの?中2間違いじゃなく?」
「ひどいな!!中身はまだまだ小学生だよ!!」
「・・・うん、何と言うか痛い大人って感じ」
「ガーン!!」
「いやそこも」
かりんちゃんから冷静なツッコミを頂く。
ーーーーーー
それから二人で滑る。
昔と違い、今かりんちゃんは手を繋いでくれる。嬉しいが、 恥じらいが消えたのはそれはそれで寂しい。
「ねぇ、ゆうきはぁさ」
「何??」
「ずっと、変わらないよね」
「よく言われる」
「一応もう大人なんだよね??」
「まぁ半分??」
「なのにノリがずっと子ども」
俺は滑る
「俺は、思うんだよね。大人って何かなって?」
「ほう」
「大人ってよく冷静とか、辛いことを抱える見たいなイメージが俺にはあると思うんだよ」
「あるね」
ちょうど、前世のこれくらいの年はこのまま大人になって、辛い社会に溶け込んで行くんだと思った。その先の練習だと勝手に思い込んでいた。
でもみんなにあって一番は楽しく、生きなきゃとそんな当たり前のこと気付かされる。辛い道をずっと歩む必要はない。
「でも、楽しい方が良いに決まってるからなぁ!!」
「あっちょっと・・・ゆうき!!」
「大人だって、子どもみたいに自由で良いんだよ!!楽しい方が絶対良いんだから!!」
「・・・自由過ぎのもどうかと思うけど」
このスケートのように自由に自分の行き先を自由に決めて、その道のりを楽しく通っていけるといいな
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