238話 13歳
ひーちゃんは走って逃げてしまった。
俺はずっとひーちゃんと一緒だった。保育園の時からずっと一緒だった。クラス替えも無かった。本当に一緒だっ、違う卒業式が一緒じゃなかった。
もっと早く気がつくべきだった。
俺はもう中身が大人なんだ。それにみんなを幸せにしてハーレムを築くだろう。絶対にひーちゃんも俺にハーレムに入れる。
ーーーーーーーー
「あれ?どうしたのゆうき?」
「晴ちゃん!!ひーちゃんの家の事情は知っている?」
「・・・その声の感じ的に、正直私はひーちゃんの頭を見た時に怪我の跡から予想はしてる。」
「晴ちゃん、俺の思い過ごしかも知れないけど協力して欲しい。」
「わかった。それに私だって大切な子どもだったんだから。」
ーーーーーーーー
それから、全員協力して、ひーちゃんの調査を始めた。
勿論、この条件を打開する1番の手はしぃーちゃん自身が発言することにある。だから、ひーちゃんにまず本音を聞く為にちーちゃんや春や、いちかちゃん等女の子達に聞きづらい部分を聞いて貰った。
そして、ひーちゃん自身からその時の話によると、
「私は、ゆうきだけには、この姿を見て欲しくなっかたの。」
「そうだよね。好きな人の前では綺麗なままでいたいよね。」
いちかそう言うと、ひーちゃんをみんなで優しく抱きしめて、私以上にみんなが泣いて貰ったらしい。
ーーーーーー
証拠も集まったし、その後のこともある程度予想してある。ひーちゃん自身も言うと決めたようだ。
そして、警察や児童相談所に行くと決めた。
「ゆうき、これからどうなろうと私が好きで居てね。」
「勿論、ハーレムの一員だぜ。」
「もう、ここは私が一番って言ってよ。」
「ゆうき!」
いつものメンバー、男子含めてみんなが俺を見る。
「ひーちゃんを任せた。」
「任せろ。」
「面白かったらブックマーク、下の評価よろしくお願いします!」
実はずっと考えていた伏線。
しぃーちゃんだけがずっと同じクラスだったんですよね。




