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236話 13才
「お姉ちゃんもうすぐ、卒業だね」
「そうだね」
「私、ゆうきが目指している高校を目指すからね」
「ありがとうお姉ちゃん、俺が受かるかも微妙なのに」
まじで、微妙。
「ゆうき、最近またカッコよくなったよね」
「えっ、急にどうしたのお姉ちゃん」
「ゆうきは最近色んなことやって、大人になったみたい。」
「えっ、、、そうかな?」
今まで、大人だよねとは沢山言われて来た。
だって大人だし。
だけど、大人になったよねと言われたのはお姉ちゃんだけだ。
「心も体もこんなに成長した」
身長は大きくなったが、確かに生まれ変わってから、色んなことがあった。
心の成長も学校へのトラウマの克服から感じていた。
「もっと、もっと、逞しくなってね」
お姉ちゃんは俺の頭を撫でる。
「うん、、、」
いつもは俺がお姉ちゃんを見守るようにしていた。
だって中身は年上だし。
ただ今は
「もっと撫でて」
「よしよし」
弟で居よう。
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