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225話 13才 太陽視点

僕のフライのミスで一年前、試合に負けてしまった。


 先輩達は、心広く受け入れてくれた、最高の先輩達だった。

 勝ちたかった。ほんとに勝ちたかった。


 僕はまだ一度も公式の試合で勝てていない。


 自分代でなく、先輩の代で勝ちたかった。


 当時のことを思い出す度に悔しさが湧き出る。



 試合に勝つことも出来ない、家のチームは最近人が減ってきた。

 そして、ついに合同のチームを決めた。

 

 合同で入ってきた人は3人だけ、実はもう少し人がいたが、理由があって半分は別なチームに入ったようだ。


 俺は最年長として、その人たちもしっかり指揮を取らないといけないと思っている。


 「どうしたの?太陽なんか悩んでる?」


勇気先輩だ。いつも僕のことを大切にしてくれていて、困っていたらすぐにバレてしまう。


 「僕、最年長だし、新しく入ってくる人達の指揮を取れるのか不安で、」


「なるほどね」


「あの、みんなから勇気さんはすごく慕われていますよね」

先輩達はみんな勇気先輩が大好きだ。僕もすごく慕わせて貰っているし、


 「嬉しいこと言ってくれるな」

 勇気先輩は俺の頭を強めに撫でる。


 「どうしたら、先輩みたいに慕われるようになりますか?」


「うーん、大人の魅力が溢れてる感じかな?」


「大人の魅力ですか、俺には無理です」

泣き虫だし、


 「正直そうだと思うよ、」


「先輩に言われるとショック」

 ガチで落ち込みます。


 「俺は、太陽の凄いところを知っているよ」


「俺の凄い所ですか、、」


「あーもちろん、ずっと見てきたからな。」


「先輩のことずっと憧れて見てきましたから」


「そうだな、保育園の時から、、しいていうならお、、ずっと見てきたからな。」


「ありがとうございます。」


「じゃあ早速、その良い所なんだけど、太陽の良いところは慎重なところだ。臆病なところが良い。」


「慎重で、、臆病ですか、」 


「あー、それは人を見ているからこそ、警戒して、上手く立ち回れるんだ。」


「でも、先輩みたいに好かれませんよ」


「別に、関係は多い越したことはないけど、大切な人達を良くみれるなら俺はそれで十分だと思う。」


「少し嫌味です」


「あはは、そう聞こえるよね。


 昔さ、俺も小学校の頃、月ちゃん(太陽の妹)が泣いてるところをさ、しっかり話を聞いて、分析して、良いことと悪いことを考えて、俺に頼ったことあるでしょ」


 あの時、僕じゃ、月を慰めることも、月を虐める人達を止めることが出来ないから勇気先輩に頼った。


「ありましたね」


「あの時、俺ビックリしちゃった。この年でそんな考えが出来る子どもがいるなんて、思ってさ」


「先輩ならもっと凄い、考えや案が出せたと思います。それに先輩に頼ったお陰で何とか出来ましたし。


「そんなことないよ、俺には無理だったから。素直に誰かに頼ることが俺には出来なかった。」


先輩は上を見る。まるで昔を思い出すように


 「太陽なら大丈夫だよ、その身長さ、臆病さ、それから人に頼って合同が出来る、太陽ならきっと大丈夫だ。」


「そうですかね」


 「前世の俺には出来なかったことをお前がするんだ。」


「先輩、中2病になったんですか?」


「あー、中2病、拗らせ中」

 

 「先輩と話すと元気が出ました。」


「オウ!頑張れ応援してるぞ!」


「はい!」

「面白かったらブックマーク、下の評価よろしくお願いします!」


 最近伸び悩んでいます。

あらすじと題名を変えるかも知らないです。

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