220話 12歳
梅ちゃん緊張しているな。
何度か心配そうにこちらをチラチラ見ている。
梅ちゃんには悪いが、可愛い。
すでにライトちゃんといちかちゃんのおまじない儀式は終わっている。二人も梅ちゃんのことを優先的に見てあげてと言っている。
梅ちゃんがこっちを見る度にガッズポーズをしている。
そして、梅ちゃんも答えるようにガッズで返す。
「ゆうきくん、新人の子に熱烈だね」
ビク!!
あっさっきの謎の美少女さん
「あっごめんビックリさせる気はなかったんだ。それにしても、そんな見ていると嫉、、いちかちゃんとライトちゃんが嫉妬しちゃうんじゃない?」
「いえ、今日は二人から既に梅ちゃんを優先的に見てあげてと言われているので、」
「そうなんだ。」
「はい!!応援頑張ります。」
「ねぇ、、ゆうきくん?」
「どうしました?」
「今度、カフェでも行かない?」
!!!!!
やばい、汗が出て来た。熱が上がっている。
気まずいよ、怖いよ、スキャンダルだよ
「えっえっと、、、」
「あ、スキャンダルとかは大丈夫だよ。」
「そうなんですね、、」
「どうかな、、、いいかな?」
「えっえ、、、とはい今度いきましょう。」
「嬉しい、」
近い、いい匂い!可愛い。
「じゃあ、約束、忘れないでね」
そして、撮影現場に戻った。
梅ちゃんはガクガクしている。
撮影が始まる直前、俺は思いっきて、梅ちゃんに抱きついた。
今回は緊張で飛ばす気力がないようだ。
「ゆうきくん、、」
「大丈夫、ずっと、梅ちゃんを見て俺が保証する。」
「うん、、恥ずかしいよ」
みんなこっちを見ているが気にしない。
でも、効いてみたいだ。少しずつ震えが止まっている。
「ありがとう、ゆうきくん、、私頑張るよ」
そして、撮影が始まり、
あれっ、、、やばくね??
正直、かなりの重要なヒロインを務める、梅ちゃん、、、
その緊張は多大なはず。
さっきまで緊張してたし。
なのにいざ始まると、めちゃくちゃ上手くない?
緊張どころか完璧に
自然体を感じる、完璧な表情になっているぞ。
撮影が終わると、テンションの高いまま、こっちに来た。
「ありがとう、ゆうきくんのおかげ上手く行ったよ」
「うん、良かった。」
「私、緊張してたんじゃなかったみたい。」
確かに、緊張とは程遠い演技だった。
「最近ギューをしてなくて、飢えてただけみたい。」
「なるほど?」
その後、撮影は来年にも続き、それが終わったら放送されるみたいだ。
俺は梅ちゃんの演技のセンス、いちかちゃんのアイドルとしての力、漫画家コンビの成長、しぃーちゃんの声優、他にも、歌手や、それぞれ夢がある。
俺は決めた。
お姉ちゃんとお母さんに連絡を取り、okを貰い。
そして、すずお姉様に連絡を取った。
「どうしたの?ゆうきくん?ついに高校決まった?」
「決まったよ、、生徒が一番多くの様々な分野に送るマンモス高校に決めたよ」
「面白かったらブックマーク、下の評価よろしくお願いします!」
最近伸び悩んでいます。
あらすじと題名を変えるかも知らないです。




