209話 12才
佐原さんが、春の元に行った。
「、、、あ、りがとう、これ読んでみて」
春は笑顔で返す。
「ありがとう」
そして、俺たちは集まって一緒に手紙を読んだ。
そこには、手紙をくれた返事の感謝、佐原さんの好きなことや、趣味、日本でやりたいことなど沢山書いてあった。
最後には、
いつか、私もみんなと言葉で話をしたいです
そう書いてあった。
俺たちは次の手紙を書き、佐原さんに渡した。
それから、俺たちは手紙のやり取りが続くことになった。
席が近い俺や春、いちかちゃんはみんなで佐原さんにジェスチャーで伝えて、その度に日本語も教えた。
少しずつ覚え、
「おはよう!春!いちか!ゆうき!」
「おはよう!!」
少しずつ会話が出来るようになった。
「ビックリ!いちか!アイドル!」
「えへへ」
いちかちゃんが喜んでいる。だが、そのあとの方が驚きだった。
「知り合いに、声優いるんですかーーーー!」
おー
いつもは日本語をあっているか不安で話すのに、完璧な発音。
「そうだよ」
「私、日本のアニメ大好きです。」
手紙にも書いていたからね。
佐原さんは俺たちの分からない言葉でぶつぶつ言っている。
「今度、紹介出来たらしてみるね」
「?」
手紙にそのことを書いたら、次の日の返事の手紙は、
いつもの10倍のボリュームで返って来た。
代筆、お父さんお疲れ様です。
「面白かったらブックマーク、下の評価よろしくお願いします!」
最近伸び悩んでいます。
あらすじと題名を変えるかも知らないです。




