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ルート2ー2 闇落ちルート2 10才



 昔、私の兄、いや私が虐めていたこともあり、彼を入院させてしまった。


 あの後ほんとは、見送りに行こうと思った。


 私は目の前で自分の行いの罪の重さをしった。


  ようちゃんが必死に守ってくれたあと、私は兄と話をした。


 兄は最初は黙って、わたしの言うことを受け止めようとしていることがわかる。


 私も兄のしてきたことはとても許せなかった。

 あの後ほんとは、兄の望む通り、罰を与えようと思った。


 だけど、私も同じことをしてことに気がついた。

  

 私は兄を許し、兄は必死に謝った。


 

 あの時、ようちゃんの底知れぬ優しさを感じた。


 同時に自分の罰がとても重く感じた



 


 

私の知っている、ようちゃんの顔に似てきたゆうきは

人を笑顔にする顔をしている。


 本当に人に優しくすることしか考えていない人だ。


 だけど、今は、

 「ねぇ、晴ちゃん、、、俺さ、今まで平気で人を傷つける人を沢山見て来た。」


 もう、そんな顔は出来ないような、顔をしている。


 「だから、暴力を振ったりする人はどうしてしてしまうんだろうと、思っていた。」

 

「でも、そうなんだね。やっとわかったよ。楽しくしてるんだね」

            

わたしもあの時、快感と未知の感覚が溢れていたことを思い出す。


「俺も、したいなと思ったよ。お姉ちゃんやお母さんは絶対そんなことをして欲しいとは思ってないと思う。けど

俺がやりたくやりたく仕方ないんだよ」


「ようちゃん」


「ねぇ、だから協力してよ」


まるで、、、、私なら平気で良いよって答えるように聞く。


 あの言い方は、執着している私へじゃない。


お前なら一緒にやってくれそうだと伝わる。


 「わたしは、、、」


「だって、晴ちゃん虐める好きだったじゃん」


「、、、う」


今になってやっと彼のことがわかる。

 彼はずっと我慢していた。

  辛さを感じないじゃない。寂しさを感じない訳じゃない。

 ずっとただ優しさが強かったんだ。だから我慢して、誰よりも我慢していた。


 「俺と一緒に、殺してくれてないか?」


「、、、だめだよ、、」



「なんで」


「そんなの、後悔する、一緒償いきれないくらい後悔するに決まってる!」


「大丈夫だよ、、俺は晴ちゃんや俺を虐めたやつと違って、後悔なんてする前に、殺したら俺も死ぬから。」


「、、、!」


「俺は物凄くお姉ちゃんっ子で、マザコンだから、生きていけないんだよね」


「ようちゃんには今の同級生がいる!」

 私が見て来た、私が見送ったあの子達が


「いるね、沢山、沢山大切な人が出来たよ。

       でもね、俺は既に転生している。」


 「だからなに、私は先生だったの、あの子達を悲しませるなんて許さない」


「晴ちゃんに許されるか、許されないはどうでもよくて、

 そうだね前世の男友達も、今のメンバーを悲しませるはすごか嫌だな。」

 

 もう、傷つける側だった、私には眼中にないってことなんだ。

 「それなら」


「なら、余計守らないと」


「!!」


「人を平気で殺す奴だ、俺の大切な人達をこれ以上失う訳にはいかない。」


「それなら、捕まえるでいいじゃないか」


「その程度では俺が許さない。」


 「よ、、」


私には言えないずっと我慢させて来た、私が言える訳がない。


 「それに殺しら、俺は殺人鬼だ。そんな殺人鬼と一緒にアイツにはいて欲しくない。」


「でも、みんな事実を知っている。」


「それにな、もうあんな視線浴びたくない、特に仲の良かった人たちからは」


ダメだ、私の声は届かない。

 それに、私に言う権利はない。

   


 そのあと、みんながそれぞれお見舞いに来た。

 その時の彼は私の時は別人で、いつもの優しい彼だった。


 この話をしてくれたのは私だけ、

 他にも前世で虐めてた人達に会ったがその人達も、対応はいつも通りだけど、

 彼から長くいたら、病院に申し訳ないよと言われている。


 なんで、私には話をしてくれたのだろうか、

 一番先にお見舞いに来たから、幼馴染だから、

              最初のいじめの原因だから、


 私はようちゃんに聞いてみた。


 「それはね、初めて大切にしようと思った人だからだよ」



  私は一つ気づいた。

     私が先に殺せば解決する。

 

 


 

 

「面白かったらブックマーク、下の評価よろしくお願いします!」


 最近伸び悩んでいます。

あらすじと題名を変えるかも知らないです。

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