188話 11才
野球が終わり、春はライバルをやめた。
試合に勝てなかったので、秘密のままだ。
野球部は少6は引退になった。元から助っ人で集まったメンバーだったので5年生が引っ張ってる。
太陽くんは最近熱が上がってる。あの時のフライのエラーが悔しいみたいだ。
親友はあの時のミスを悲しんでいたが、同時に強くなるきっかけになったみたいで複雑らしい。
なおくんは中学生でも野球を続けるみたいだが、
ちーちゃんと春は悩んでいる。
春は言っていた。
(こんな気持ちだから負けたのかな)
正直否定は出来なかった。春は努力はしていた。
春は、俺たちと遊びも良くやっていた。
それに対していぶきは抜けて練習に参加をすることも沢山あった。
だけど、それ以上にいぶきの努力も知っていた。
でもどっちみち、
春は頑張ったことに違いはない。
ちーちゃんだって、助っ人としてしっかり頑張っていた。
負けたくない試合だし、負けて悔しかったけど、
得られたことが多い良い試合だった。
「おいーゆうきくん、ぼーとしないで」
「ハッ、すみません、考え事をしていました。」
先生に怒られてしまった。
「何を考えていたの?」
「もう、夏も終わって卒業だなと思ってました。」
「そうよ、もう夏も終わり。先生寂しくなるよ」
「先生」
「どうしたの、ゆうきくん?先生に会えなくなることに寂しくなちゃった?」
「クラスのみんな」
さっきからみんなは俺を見てるが今度は驚いた顔をしてる。
前に座ってる春が俺に
「どうしたの?」
「これからも人生楽しく行こうぜ!」
俺はピースをした。
「ほんとに、急にどうしたの?」
春が心配してる。
「そうね、」
先生は気を遣ってくれている。そして、授業が平常運転に戻った。
小学校最後の夏が終わる。本来は来るはずの無い二度目の終わり。
そして、これまでの小学校の生活も思い出す。
ほんとに楽しかった。
今度は小学校、最後の秋が来て、最後の冬が来る。
小学校の卒業式が来る
もっとこれからも楽しもう。
「また、ゆうきくんボーとしてるね」
「面白かったらブックマーク、下の評価よろしくお願いします!」
最近伸び悩んでいます。
あらすじと題名を変えるかも知れないです。




