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187話 11才 春視点 野球7



  ゆうきは、僕の憧れだった。






 僕はこんな性格だから、小学校ではいつもの仲良いメンバー以外新しい友達が中々作れずにいた。


 クラスメイトがいい奴なのは分かる。ただやっぱりこの性格だから、関わりずらいみたいだ。


 だが、この性格を変えるつもりはなかった。

    だって確実に一番楽しい人と一緒に遊べるから。


 もう覚えてないが、昔は僕は保育園で全然馴染めなくて、転園したらしい。ゆうきと出会い変わったと聞いた。


 僕にとってはゆうきといることが当たり前なので、会う前のことは一切覚えてない。


 

 隣に住んでいる、ゆうきはよく僕の家に遊びに来てくれる。

ゆうきは自分の趣味を僕にオススメすることが多く、僕の趣味も沢山増えた。もちろんその反対も沢山ある。


 

 ゆうきは僕にとって、必要不可欠な存在だ。


 ある日、妹がゆうきの見る目が少しずつ変わっていた。



 妹は言った。

 

 「お兄ちゃんなんて呼ばないよ、だって、好きだから」


みんな、そうだ。妹も含めて、みんなゆうきが好きになる。


 ゆつきはモテるから。


 思った。付き合うなら妹にして欲しいと、、、


 それなら、これからもい、、、、


  

 ダメだ。妹が付き合っても一緒とは限らない。

そしてやっぱり嫌だと感じてきた。

 

 自分で思う、性別の違う関係で家族を抜いて、

 一番近いのは僕だ。僕よりいい関係なんて認めたくない。



 考えた。ただでさえも、ハーレムを作ろうと既にしているゆうきは中学生になると更においていかれ置いて行かれしまう。


 嫌だ。嫌だ。


 僕はこれからも、一緒がいい。


 他より、ゆうきと一緒に居たい。



 僕はずっと嫉妬していた。

 僕より関係が深いライバルに、、、


 丁度いい機会だと思った。


いぶきもライバルとして、最高の相手だった。

 だけど、ごめん、僕はゆうきのことの方が大切なんだ。


 僕のライバルに勝ち、ゆうきに宣言しようと思った。



 マウンドに立った時思い出す。


 私が恋したのも初めて点を取った時だった。

 その前はただ仲の良いから気持ちが変わった。


 この気持ちをこの試合で、ゆうきに伝えたい。

 そして、恋をしてからも共に戦ったこのチームで、初の勝利をして伝えるんだ。



だけど、


 私の頭上を通り越えていった。



 しばらく考えが何も考えられなかった。

 悲しさよりさきに涙が出た。


 ちーちゃんの肩を貸してもらった。


 

 そのあとは気付けば、ゆうきがいた。


 「わ、、わ、たし、」


「頑張ったね、春」


「、で、でも、、、」


ゆうきは安心させるように、

 私の顔がゆうきの体と腕で埋もれる。


 「春は頑張った。顔を見えないし、ライバルは終わったから、

    好きなだけ、泣いて、嘆いていいよ。幼馴染だから」


「勝ちたかったーーー」

 


 

「面白かったらブックマーク、下の評価よろしくお願いします!」


 最近伸び悩んでいます。

あらすじと題名を変えるかも知らないです。

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