17話 1才 トレーニングと散歩
保育園で友達と沢山、話すようになってきたらしい。
姉は天才だから、言葉を覚えるのが早い。
言葉を繋いで話すことが出来るようになっている。
最近はよく俺に話しかけてくれる。
「ねぇねぇ、勇気、勇気♪」
「ネェネ」
「勇気、勇気♪」
とただ名前を呼び合うことが多い。
可愛いすぎる。
姉は会話も出来るようになっている。俺はまだ会話が出来る、時期ではない(おそらく)と思うので、まだ言葉を繋げて話すこともしていない。
姉はたまに、
「ママ 大好き」
とストレートに言っていた。母思いなのステキ
俺にも言ってもらったことがある。
「勇気 大好き」
もはや告白では!返事が出来ないのが悔やまれる。
優しい姉の性格だから、俺のことを既に大切な弟として見てるのだろう。可愛いすぎる。甘えたい。甘やかしたい。
だが俺のブラコン化計画はもっと更なる、ブラコンにする。
いつか【勇気(弟) と結婚する】と言ってくれるまで頑張るぞ!
姉は明日、保育園で散歩に行くと話しをしていた。
姉は元気で可愛いが、散歩が少し怖いみたいだ。
そこでだ、最近ベッドから解放され、トレーニングが活かされる時が来た。
新メニューの内容は
まず、0才からのメニューを引き継ぎ、
新たなベッド以外で行うトレーニングが
まず、何回も立つ
最近、立つことに成功したので、何回も立って、可能な限り立ち続けて立つ時間を長くしている。
次は、ハイハイだ。
立つトレーニングで足が疲れたあとにする。
ハイハイは足よりも腕を使うので、足を休ませることに有効だ。
ハイハイは素早く長時間で行い、
腕の力背筋などの様々なことを強化している。
母のスカート、、
俺がよく触っていると、
母が気に入ったと思って、おもちゃとしてくれた、お菓子の缶を使う。
大人では簡単に開けられるが、1才の自分からすると、開ける締めるを繰り返すだけで、トレーニングになる。
活動限界(眠気)が来るまで繰り返す。
このトレーニングの成果を活かして、全力で姉の散歩を支えるのだ。
家族で散歩は行ったことがある。
だか姉は友達と行くのは初めてだし、母以外で繋ぐのが初めてで、
相手も歳の近い人と手を繋ぐことは初めてだ。
俺も繋いだ?に近いことはしたことあるが、その時は今よりさらに手が小さいので握るが正しいだろう。
母に向かって俺が「散歩 散歩」と言った。
母が姉に「勇気と散歩をしてあげて」と言っていた。
俺は鍛えた足で立った。
室内の散歩をする。
姉は手を繋ぐことに緊張しているみたいだ。
「ネェネ 散歩、散歩」
楽しみにしてる感じを出す。
姉と手を繋いで歩くことをして、練習になる、
出来れば姉から手を繋いでほしい。その方が自信がつく。
「散歩♪散歩♪」
さらにワクワクした感じを出す。
「さん、、散歩する」
姉は俺の手を取った、さすがお姉ちゃん!
「散歩!散歩!」
俺はさらにテンションを上げる。
姉と一緒に手を繋いで歩き始める。
転生後、初めての手を繋いだ相手は、姉でした。(2才)
やばい、さっそく眠い。疲れた。
手を繋ぐまで時間がかかったから、眠気が、、
耐えろ、耐えるんだ。姉も頑張って手を繋いでいるんだ。
2才の子どもが頑張っているのに1才(中身19、、永遠の18才)がここでくたばるわけにいかない。
根性を振り絞れ、
それから、姉と部屋を2周ぐるぐると回り続けて、机や椅子を公園の遊具に見立てていた。
段々と姉は楽しくなってくる。
やばい、やばい倒れそう。
急に倒れて、姉を巻き込むことは最悪の事態だ。
やりすぎは良くない。俺はこのデート(家の中を歩くだけ)
を楽しみたいし姉の笑顔をもっと見たいが
時を待ってやめ時を判断しないといけない。
頑張れ、頑張るんだ。
今こそトレーニングの成果を生かす時!!
出来る限り長く歩く
俺は眠気を我慢し、タイミングを待つ。
今だ!
俺は手を離すと、姉は寂しいそうな顔をした。
「もっと、散歩したい!」と言ってる。
良かった、楽しかったんだ。これで本番も手を繋いで上手くいきそうだ。俺は安全な体制で布団にめがけて倒れる。
あとは頼んだよーお母さん。
俺は布団で睡眠に入る前に、
「勇気は疲れちゃったんだよ。楽しかったね、またしようね」「うん!また勇気とする」
さすが母だ、完璧な声かけだ。
起きると夜になっていた。今度は姉が寝ている。
明日は頑張ってね、お姉ちゃん
繋ぐ相手は女の子でお願いね。
次の日 保育園の散歩が楽しかったと聞けた。
誤字報告をして頂き誠にありがとうございます。
本当に文章が苦手なので、物凄く助かりました。
ありがとうございます。
これからも出来ればでいいので誤字報告お願いします
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