15話 1才 ヒロイン視点1ー2 姉と実習性
幼馴染が死んでから、クラスは変わった。
クラス空気は暗くなった。
毎日がお葬式のようなだった。
だが、幼馴染の親友、和樹が言った一言がクラスを変えた。
「太陽は死んでしまった。だが、太陽が残したことはある。太陽は誰よりも寂しいことを嫌っていた。本人はそれ楽しんでいたところがあるが、だが決して俺たちの暗くなることは望まない、ならこれからは明るく行こう」
そう大親友の誰よりも太陽を知っている人が聞けた言葉だがら、皆は耳を傾けて同じように明るく行くことを決めた。
私は悔しかった。親友の彼に負けた気がした。
私の方が長く一緒にいたのに、太陽のことで悔しさを感じた。
必死にバイトをしてお金を貯めた。
それから自分は必死に勉強し、底辺すぎるおバカな私はなんとか、保育士専門学校に行くことに成功した。
自分は決めていた、初めてあのとき、太陽に救ってもらったあの場所で、今度は自分が頑張りたい。
そう願い進路に進んだ。
地獄の実習が始まる。実習先は、星の道保育園。
実習先は基本は卒園先を選ぶことが多い。近いや、築いた信頼関係などが理由だろう。だが自分の場合は違う、就職希望なのだ。
この思い出の地に誰よりも働くことを望んでいる。
就職するために頑張らないとね。
実習は二週間で
最初の1週間は2才のクラスに入ることになっている。
4才クラスを見たいと希望を聞いて頂き、2週間目から入ることになっている。
そして、実習の先生に案内してもらい、2才児クラスに入る。
まず、自己紹介をする。
「桜地 晴でーす。晴先生と呼んでください。」
そこから学校で作ってきた自己紹介の製作物を使って、好きな食べ物等子ども達に話しをした。
子ども達はなんでも返事をしてくれる。
2才ってもうここまで何でも話せるのね。
自己紹介が終わると保育に入ってほしいと言われた。
子ども達の遊んでいる様子を見て、一緒に遊んでいた。
すると一人気になっている子がいた。
部屋の端でずっと、絵本を見ている。
見るからにすぐ終わる絵本だった。読んでない?
私が気にしていることに気づいた先生は話しかけに来てくれた。
「あの子ね、今日入ったばかりの子なの。光ちゃんって言ってね、まだまだ緊張しているの」
先生に言われて気づいた。
ずっと絵本見ているのは、他の子どもと話さないためか
「さっきね、みんなに話しかけられて、少し緊張が強くなっているの、もしよかったら積極的に話してあげて」
思い出す。昔に彼に話しかけてもらった時のこと、そして、その前の一人でいた時のこと。
「ねぇ、その中の絵本の子かわいいね」
作品の伸びに悩んでいます。
題名を変更するかもしれません。
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