165話 10才 お兄ちゃん
今日はいつものメンバーがゲームをやりに来ている。
最近のゲームは大人数でも出来るから、めちゃくちゃ盛り上がる。
ゲームの時は容赦なく本気を出すので、俺が一番というわけでなく、春の妹冬ちゃんに全敗してしまった。
春はスポーツがどんどん上手くなっていて、冬ちゃんはゲームがどんどん上手くなっている。性格も対象的に感じる。
冬ちゃんは最近はクラスで馴染んで来て、俺とお隣さん歴も長い物になった。
だがしかし、未だにお兄ちゃんと呼んでくれない。
前に春に、冬ちゃんにそう言って貰うように頼んでみて、春は言って欲しそうにしてたよ的に言ってくれたが、
外の時の口調を真似して、
「ゆ、、ゆうきくんは、、おいにちゃんって感じじゃない」
すごく似てる演技で俺はとっても落ち込んでいる。
どうしても、どうしてもお兄ちゃんと言って欲しい。
妄想は何度もしているんだ。あとは現実で言って貰うだけなのに、全然言って貰えない。
俺は冬ちゃんに話しかけてまくり、仲は良くなっている。
何故だ、何故なんだ。
そもそも、お兄ちゃんとはどんな感じだ。どうすればお兄ちゃんと言ってもらえるんだ。
「お兄ちゃん」
!!!
「太陽くん!!!」
あー、あー、あーなんて可愛いだろう、太陽くんは、
正直太陽くんには、おじいちゃんとも言われたい。
流石にお父さんは親友には申し訳ないので。
「お兄ちゃんはなんでそんなに落ち込んでいるの?」
太陽くんはよく泣く子だが、最近は色んな人を心配出来るいい弟になった。
「それはね、俺がお兄ちゃんに慣れないからだよ」
「お兄ちゃんはすでに、お兄ちゃんみたいなもんだよ」
「そうだよね、太陽くんはそう思ってくれるよね。」
「勇気は、妹にお兄ちゃんと呼ばれたいんだって」
春が説明した。
「そうなんだ、、、」
少し可愛い弟に変な顔をされた。
「と言うわけで、春、冬ちゃんにお兄ちゃんと言わせよう計画リベンジだ」
「面白かったらブックマーク、下の評価よろしくお願いします!」
最近伸び悩んでいます。
あらすじと題名を変えるかも知らないです。




