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164話 10才

 今度は蹴りが入った。


 素直に痛かったが、、俺の前世に比べたら全然だった。


 お姉ちゃんはきっとこれよりの痛みの中で耐えていたのか、、、


 「なぁ、お兄さん」


「、お前まだまだ、行けそうだな面白い」


ヤンキーより、厨二病じゃないか。


 ももちゃんも、俺のことをすごく心配しているが、兄の言葉を聞くたびに恥ずかしそうにしてる。


  そして、また殴られる。


 「なぁ、拳入ってないんじゃないか」


気がつくと、悲鳴を上げた子どもが逃げ終わっている。

  

 兄の暴力はさらに勢います、同時に疲れてきてる。


 昔に一度だけ、親友と喧嘩?愛の拳のぶつかりあいをしたことがある。

 運動やしっかり鍛えてるあいつの拳はマジで痛かった。


 「疲れてきてるね」


「お前、年下のくせに、どんだけ耐えるんだよ」


「ねぇ?お兄さん二つ教えてあげるよ」

  年上として、人生の元苦労人として。教えてあげないとな


 「なんだよ」

疲れて話を聞くような感じになっている。

 




 「人は、痛みだけでは屈しないことが出来る」

 

 「何を言ってんだ。」

 痛みで人を脅してきたんだ。そんな考えは出来ない。


 本人からしたら、痛いのは嫌に決まってる。

 屈して、土下座して許しを乞う人だっているだろう。 

 やめてと悲鳴を続ける人もいる。諦めて一方的に振られる人も沢山いただろう。


「痛みは人を脅す武器だ。

     だが、痛みを感じてるということは人は死ない。」


 「何、当たり前なことを言ってんだ。」

 

「痛いときは死ぬほど辛くて、吐きそうで、死にたいすらと思うこともある。でも結局は生きてるんだ。」

  

 「だから、何が言いたいんだよ」


 殴られる。


 「痛くても、生きるんだよ人は」


「だから!!何が言いたんだよ。」

 

 殴れる。


「人によっては、殴られることが当たり前のように生きている人間もいる。」


「だからなんだよ!!」

 十分疲れてきてる。そろそろだ。

俺に強く横蹴りが入る。


 「殴られることは、俺の日常だった。ずっと耐えてきた」


「それがどうした」


「ヒィィ」


「そんな、人間が弱いわけないだろう。」


俺は下から見上げる。




 兄は倒れた。


 怖いだろうな、今まで暴力で脅しいたのに、逆に自分の方が辛いんだから。


 俺は一歩前に出る。

 「もう一つは、 

 人は痛みや悲しみを乗り越えて強くなることがあるんだ。

 お前はそこ、チャンスを他人与えている。お前は他人を強くしてんだよ。」


「もしそいつらが復讐を考えたりしたら、痛みを知らないお前が勝てるわけないんだよ!だから」


「、、、だから」



「今まで傷つけた人に真剣に謝って、もうやめな」


「はい」

 



 




  

「面白かったらブックマーク、下の評価よろしくお願いします!」


 最近伸び悩んでいます。

あらすじと題名を変えるかも知らないです。

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