13話 1才 (前世編)+今 保育園の思い出と、これから
勇気の前世、太陽の保育園の時の話 (4才)
今でもあの時の緊張を覚えている。
保育室に入ると、先生が怖くて、どこに動けばいいか、
何をしゃべればいいか全く分かんなかった。
周りを見渡すと、みんなが期待の目で見てくる。
一人だけ部屋の端で座っている女の子がいた。
その子は自分を一瞬見ると、
すぐに顔を逸らし、とても怯えた顔をしていた。
俺には、その怯えた表情と部屋の端で座る姿に覚えがあった。
ママと同じ表情をしている。
この時が初めて、人と仲良くしようと思った。
現在の勇気(1才)
結局、その子とは小中高まで一緒で、死ぬ時までクラスメイトだった。
あれから色々あって、途中から全く仲良くなかった。
一応、たまに連絡とかで声かけるけど、
すぐに暴力振るし、指立てられるし、バカとか言われるし、
蹴りとかビンタされたな。
でも途中から痛みを受けることに慣れていた。
ごほ、、に感じなくもない。
でも仲よかった人から叩かれていい気分はしないよな。
でも、、まぁいいやー
新しい人生楽しまなくちゃね、
あれは全部、ご褒美だったくらいの気持ちで行こうと。
ドMではないぞ。気持ちの切り替え的なニュアンス?
痛みを気持ちよさに変えるドMって最強だよね。
そして今は、姉入園を全力で応援する。
説明会の時に、2歳から入ると、0歳から1歳で出来ているグループから孤立すると聞いた。そんな事にはならないで欲しい。
将来、姉に知り合いを沢山紹介してもらう予定だからだ。
お姉ちゃんにはブラコンになってもらう。
確定で美人に育つ姉は絶対に離さない。
『この時は思いもしない関係が出来ていた。』
「面白かったらブックマーク、下の評価よろしくお願いします!」




