141話 9才 カードゲーム!!
「なぁ、太陽お前もカードゲームやろうぜ」
「最近バイト始めたから良いよ」
昔からやってみたかったけどお金がなかった。
「そう言うと思ったぜ、ほら最初の記念パック」
そうして、ドラゴンの描かれたパックを貰った。
そして、カードを次々とめくる。
すると奥にはキラキラに光るカードがあった。
「クロックオブ転生ドラゴンじゃん、ハイレアじゃん」
まじか!レアみたい、表紙のカードだし、
「そいつ、同じパックに出る方がめっちゃ強くて、そのドラゴンは表紙のくせに効果が微妙で弱いんだよね」
どうやら、弱いカードみたいだ。
ただ初の記念パックで当てたカードなので大切に持っていた。
対戦で使ったことないけど。
小4になった。クラス替えはない。
そして、少し経ち、嫌な時間が起こった。
「どうしたの?ヒロくん」
「カード盗まれた。」
ヒロくん、カードゲームが大好きで、俺もよく遊ぶ。
「俺の相棒なのに」
そんな、ヒロくんは相棒のカードを常に大切に持っていた。
そのロマンカードを出すために、何度も勝てる試合を負けていた。
「小6の人が俺がバトルに負けたから、それは没収だって」
ヒロくんは泣いている。
「なら、勝って取り返そう。」
「でも、あいつらデッキに環境の最強の高額カードばっかり入れてめっちゃ強いんだよ」
「ならこっちはそのデッキに勝つためだけの専用デッキを作ろう」
そして俺は知り合いにカードを借りるように頼んだ。
たいちくん、いぶきくん、春、ゆずるちゃん、ゆうくん、など、、
僕らのデッキ!!
デッキが完成すると、ヒロくんはやる気が出た。
俺たちは、そのあとそのデッキを使いこなすために、修行をした。
俺はプロキシ(持ってないカードを
別なカードそのカードとして扱う)の塊のデッキが出来た。
その後、色んなデッキに戦えるよう数々のデッキ、戦術を用意し、
いよいよ、ヒロくんのリベンジの時が来た。
「ほらー、こいよ雑魚ヒロ」
「沢山、この時のために用意をした。」
「勝ったら、好きなカードを一枚貰うでいいんだよな」
小6の人がヒロくんに強気で言う。
「うん、好きなカードを貰うで」
俺はあらかじめ不正や、ヒロが勝っても逃げないように、
知り合い(小学校メンバー)で見張っている。
「バトルスタート」
そして、対戦は続いたが、小6の方が予想外に出る。
「お前、俺を倒すために用意をしたようだが、甘いぞ」
「なんだって、、、それは」
ドン!!
場にはキラキラ光るレアカードが出ている。
「今日発売した、ばっかのカードだよ」
「今日は学校があったはずだ。」
「これを手に入れる為に学校はサボった。」
「なんだって」
そして、そのカードの効果で、ヒロくんは一気に不利になる。
「こんなの、勝てるわけない」
「これで、カードも貰ったな。」
「ヒロ!!」
俺は大きな声で呼ぶ
「ゆうきくん!!」
「諦めるな、思い出せ!!修行の日々を」
「、、、うん」
ヒロくんは目を瞑り、授業の日々を思い出す。
そして、目を開けると!
「いくよ、俺のターン、ドロー」
「 どうせ勝てるカードなんてないよ」
「キターーーーー!!」
引けたか!
出せ、フィールドに条件が整っている。
「俺は、俺は!!クロックオブ転生ドラゴンを出す」
バンとなるようにカードを出す。
テンション上がるのは分かるけど、レンタルカード出し大切にな。
フィールド中央にキラキラと光る俺の宝のカードがある、
やっと見れたな、お前が出るところを
「なにーーーーーーーーーーーーーーー」
クロックオブ転生ドラゴンは、あまりにも、出す条件が縛られている。昔はその出しずらさせいで、
めっちゃくちゃ安いカードだった。
だが時代が経ち、強いサポートカードも出て、
今では最高級カードの一つだ。
「なんで、お前がそんな昔の伝説のカードを」
「ゆうきくんから借りた。」
「なんだって!!」
俺の方を見る。
「このカードを出した時、俺は勝つ!!」
クロックオブ転生ドラゴンの効果で、一気に逆転した。
「約束どおり、カード一枚貰うぞ」
ヒロくんは強気になっている。
「そんな約束して」
俺たちは一斉に睨む。
「ヒィ、、、ほら前に君から貰ったカード」
やったなヒロくん
「えっ、、欲しいのそれじゃないよ」
えっヒロくん
「そんなの一番高いカードに決まってるじゃないか」
あらまぁ
「ヒィ、、、」
そして、ヒロくんは最大の高額カードを手に入れたあと、
そのカードで交換を持ち込み、取られた相棒カードと他のカードもセットで手に入れた。
「面白かったらブックマーク、下の評価よろしくお願いします!」
最近伸び悩んでいます。
あらすじと題名を変えるかも知らないです。
誤字報告ありがとうございます。
序盤からミスっていましたね




