137話 8才 太陽編11(過去編) 運動会
「頑張ってね、太陽!!」
「うん、頑張るよ行ってくるね」
そして、自分のリレーになる。
先生が見ていないところで強く足を踏まれた。
だめだお母さんが見てる、我慢しないと。
選択種目の大玉転がし、俺に全力負担をかけられ、腕が折れそうだった。
「太陽頑張ったね!お母さん大玉受け取るところ見てたよ」
「ありがとう、お母さん!!お弁当美味しいよ」
運動は少しでもお母さんと居られたから楽しかった。
運動会それは玉入れ、玉入れこそ魂。
選択種目はいつも、玉入れを選んでいる。
これ以外、高校から選んでいない。
俺はバスケの3pシュートで投げる。
玉を投げることにしている。
「方手だけで、しっかり握って投げるだけだ」
高さが足りない。
「何で!!ゆっくり一球ずつ投げてるの!!」
春に怒られてしまった。
「ごめん、こだわりなんだ。」
俺は集中し、再び投げる。高さが足りない。
高さが足りない、高さが足りない、高さが足らない。
時間切れになった。
ふー今年も一球も入らなかったか。
そのあと、4人ずつでリレーをする。
俺は程よくスピードを調整し、見事な3位を勝ち取った。
前世のメンバーを除く、
俺の足の速さを知っている人に
「また手を抜いた」
とバレてしまった。
おれはもう一つリレーがある。
借り物競争。
一度は出たかったんだよね。アニメのお決まりだし。
他にやりたい人もいなかったし、俺が出た。
そして、俺たちは一斉に走り、
紙を取った。
青い物
普通!!
流石にアニメのお決まりはないか、あったら困るけど。
そして、俺はお母さんの元に行った。
お母さんは青い輪ゴムを出してくれた。
けど、俺はバックから青い日記を取った。
「私達でゴールっするってことね」
「うん、家族みんなで」
そして、俺はバックの中身を出すのに時間が掛かったため、
3位になれた。
運動会は終わった。
みんなで写真を撮り、打ち上げも知り合いみんなでやった。
そして、ゴールしたこの青い日記に、
俺の前世から今まで書いてある、運動会のことが書いてある。
前世はビデオカメラを買う余裕はなかった。
昔持っていたと言っていたが、それはお姉ちゃんが持っていたと分かった。
その代わりに日記でその時のことをまとめている。
小学生3年生。
選択種目、障害物リレー
ゴールテープと間違えて、下に潜る障害物のテープを壊す。
と書いてあった。




