129話 8才 孫、孫ドッチボール
孫ドッチボール、それは俺の高校の友達が作った少しだけ
異質なドッチボール
基本は普通のドッチボールよりボールを複数を使うだけだが
一つだけルールがある。
持っている人がボールを孫だと思って可愛がると言うルール。
それ以外は普通のドッチボールだ。
そして、今ドッチボールが始まった。
まず、たいちくんがジャンプボールを受け取った。
「行くぞ、孫よー」
と言って思いっきり孫を投げつける。
それを春が、孫で孫を防いだ。
「痛かったね。よしよし、よく頑張ったね。」
当てた部分を必死に撫でる。
そして、転がる孫を梅ちゃんが回収した。
「私の元に帰ってきて偉いよ孫」
あと一つの孫はひーちゃんが持っている。
ずっと孫を溜めている。
「可愛いな、可愛いな、うちの孫はなんて可愛いんだ」
そして、梅ちゃんの投げた孫が、ひーちゃんの方に向かう。
ひーちゃんも春のように、孫で孫を防いだ。
「うちの孫に何すんだー」
ひーちゃんは怒った。
ひーちゃんは孫を投げ、思いっきり地面に叩きつけられた。
バウンドした孫を雫おねぇ様がぶつかって防いだ。
バウンドセーフだ。
「孫使えねぇー」
「審判、あれは愛情に欠けると思います。」
たいちくんが俺に抗議する。
カオスなドッチボールは続いた。
ドッチボールをする姿を見て、
高校の楽しかった時を思い出す。
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