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125話 8才 太陽編10(過去編)

 もう、クラスの誰とかとは話すことが出来なかった。


 「太陽くんってキモいよね」


「うわこっち見た、最悪」


周りから俺の話は聞こえる。


 遊びに誘われなくなった、俺はより遠くの地域に行って、

 ビンゴゲームに参加する機会を増やす。

 もし、ゲーム機があったら、また話せるようになるかも、


 

 また、良いのが当たれば晴ちゃんにあげて仲良くなれるかも。


 

 だが当たらない。



 そして、最近は何かあると謝ることが癖になっていた。


 「お前、一緒の班かよ」


「ごめん」



  嫌がらせは口だけじゃなくなった。


 俺の食べる給食に、髪の毛を入れられた。

 時には体当たりされて、俺一緒に遊んだことになってご飯が抜かれたことがあった。


 ノートもバレないように破かれ、半分ページを持っていかれたことがあった。



  前にテストで困っていそうだから貸した消しゴムが返ってこなかった。


 

この時は、景色がいつも暗く見えた。

 どこを見ても、不気味に俺を笑ってくる。

 


 俺はたまに授業中でも、寝るようになった。

 よく先生に怒られた。イタズラもされた。

  だけど、みんなといる今よりは夢の中の方がいいと思った。

 

 この癖が高校の遅刻に繋がるようになるんだが、



〜ゆうき〜


俺は目を覚ました。


 どうやら、過去の夢を見ていたようだ。


 「あっ、起きた、ゆうきくん?」


 「もう、授業中寝ちゃダメだよ」


 今はもう寝ないでしっかり授業を受けようと思っていた。


 みんな、こっちを見て、優しく微笑んだ。



 同じ場所だけど、昔と全く違う景色だ。


 




 


 


「面白かったらブックマーク、下の評価よろしくお願いします!」


 誤字報告ありがとうございます。

 変なミスをしていました。

 強そう。

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