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122話 8才 

 

 「行ってきます。」「行ってきます。」


「ゆうき!!」

お母さんが真剣な目でこっちを見る。


 「頑張ってね」


「頑張る!」

  そして、登校グループに集まって、学校に行った。


 正直、入学式に行く時並みに行きたくなかった。

  だが、みんなが付いてるから頑張れる。


 今年はクラス替えがあった。


 同じクラスで特に仲良かったメンバーは

 春、うめちゃん、たいち、ひーちゃん、ももちゃんとほのちゃんになった。

(1.2年までのクラスは81話参照)


 

 俺は3の部屋に入ることを躊躇した。

  3ー2.

前世と同じ部屋。


 クラスに入る前に、ちーちゃんと梅ちゃんとぎゅーをした。

俺は、このまま、学校が終わればいいのにと思った。


 嫌なほど思い出がある。


 俺が扉の前に立っていると、、、


 廊下の遠くにいる、扉の前で待っている子どもがいる。

 

  太陽くんだ

 そぉぉと扉を開けて、ゆっくり入ろうとしている。


 

 そうだ、彼を見て、思い出す。

 昔はどんなに辛くても、学校には行ったんだ。


頑張ろう、それに昔と違う。


 「みんな、おはよう」


「おはよう、ゆうき!」

たいちが元気に返事をしてくれる。


 「おはよう、ゆうき」

 ひーちゃんも眠そうに返事をしてくれる。


  「おはよう」 「おはー」

ももちゃんもほのちゃんも返事をしてくれる。


 「おはよう!」「オッス」

クラスのみんなも返事をしてくれる。

  

 「何で、扉の前で立っていたの緊張したの?」

と先に教室に入った、春が俺に問いかける。

 見られていたのか


 「 そんな感じかな」


 そうだもう、地獄はないんだ。


 隣はももちゃんみたいだ。


 そして、最初の朝の会の時間まで待つ。



 俺はある予想をする。


 担任はきっと、、、


 「美舟 美鈴です。今日からみんなの担任になります。

                   よろしくお願いします」


  やっぱり


 でも、もう美鈴ちゃんは晴ちゃんの時とは違い、

  既に俺は美鈴ちゃんのことを知っている。


 「よろしくお願いします、美鈴先生」

俺は元気に応える。


 「元気な返事ありがとうございます。」



 この部屋には嫌な思い出が多いけど、今は楽しくなりそうだ、

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