10話 0から1才 人生二度目の誕生日
明日で自分の誕生日になる。
転生してから二度目の誕生日だ。
俺の前世の仲間は、どう思っているだろうか?
明日、死んだ日だったことを覚えてくているだろうか。
親友が、自分の誕生日を祝う時に、あえて大袈裟に祝ってくれるので、そのおかげで周りの友達もお祝いしてくれた。
前世最後の誕生日プレゼントは沢山のジュースとパイになった。
わざわざみんなして、違う味のパイ投げ用意してんだもんな。
しかもあの数、どんだけ俺のために金を使っんだよ。
(パイ投げパーティーしてみたい)
最後に叶えてくれた。ありがとうな前世の仲間たち。
俺、新しい家族に恵まれたんだ。
みんなもこれから結婚とか、それぞれの大人の生活になるんだろう、
幸せになってくれよな。
俺の誕生日を祝うために自分以上に盛り上がっている母がいる。
あー幸せだ。
当日になり
誕生日プレゼントを貰った。1回目は大切な新しい命のプレゼントを貰ったが、それを含めないで考えると、最初のプレゼントはめいぐるみだった。
これトレーニングに使えるんじゃね?
後に持ち上げトレーニングと、おもりつきを持って移動するトレーニングに使用し、片時も離さなくなった。
母はめいぐるみを大切(トレーニングには使うが汚さず、傷もほぼない)にしている姿を見て、非常に喜んでいた。
『後にこのぬいぐるみが、姉に強い影響をあたえることになる』




