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116話 7才 クリスマス

  クリスマスツリーが立っている。

 

 一ヶ月前だが、、


 クリスマス

 きょうもひとり

 ボッチマス


 高校の把握


 今日から、クリスマスシーズンなら、


 クリスマス

 いっかげつかん

 ボッチマス


 と昔は言っていたろう。だか今は違う、お姉ちゃん達と、

 クラスメイト達と居られる。


 楽しい一ヶ月がやってくる。



 たまに、そのツリーを見て、イチャイチャしてる奴を見ると

  古傷が痛む


 でもオンラインゲームやって楽しかったな。

 

今年は楽しいだろうな、、、


 電話が鳴った。

  

 「、、お母さんが倒れました。」


えっ、、、、、、、


 そして、お母さんは入院生活が始まった。


 俺たちは、しばらくの間、隣の家で泊まることになった。


 「今日からよろしくお願いします。」

「お願いします」


「あーよく来たね、光ちゃん、ゆうきくん」

   春のお母さんが優しく迎え入れてくれる。


 「しばらく間、お母さんが居なくて寂しいだろうが、楽しもうな」

お父さんが言う


「お父さん!」


  「お母さん」

  お姉ちゃんが 落ち込んだ表情をする。


 「あ、すまん、」


「泊めてくれてありがとうございます。」

俺が応える。


 「あっ、ゆうき!」


「、、、春!」

春が見えた。


 奥から、冬ちゃんも見つかった。


 「いらっしゃい」


「よろしくね、冬ちゃん」

お姉ちゃんが冬ちゃんを呼ぶ、、、

 

 







 「っーーー」

ママの悲鳴が聞こえた。


 「やめて、お父さん」

私は両手で守った。


「どけ!」


「どかない!!」


「生意気なガキが!!」


「痛」

私は飛ばされた。


 痛い、痛い。

   


 「ごめんね、ごめんね、今年もクリスマス用意できなかった。」


「いいよ、ママ、、私はママが元気な方が大事だもん」


 


 「はっ、、、」

そっか倒れて病院に居たのか、、、


 懐かしい夢を見た。


 クリスマス、、、私は親からクリスマスプレゼントを貰えたことが、覚えていた限りで、2回しかなかった。


 周りの子が貰えて羨ましかった。

  

 お母さんの健康の方が大事で、無理をしてもらうより、貰わない方がよっぽど良かった。   


 ほんとは私もプレゼント欲しかった。

  毎年楽しみにしていた。


  だから、決めていたのに、子ども達には毎年プレゼントを用意するって、、、あの時の私のように悲しい思いをして欲しくない。


 

 母として頑張ることを誓った、、、


 (俺たちの子どもには、ずっと楽しく生きて欲しいしな)


 もう聞けない、言葉を思い出す。


 

誤字報告ありがとうございます。

 漢字のミス多いですね

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