110話 7才 まぜまぜラーメン
今日は高校の友達だった三上が、店をオープンするらしい。
そして、俺はオープン記念に呼ばれた。
店の名前を隠してある。
俺には店の名前を隠したいみたいで、ギリギリまで伏せてあった。
そして、名前が明かされた。
まざまざラーメン?
すごい可愛い名前をしているな。
「ラーメン屋か!!」
「どうだ、いいだう!」
7才のおれに威張っている。
「うん、名前がセンスの塊ね!」
「名前より早く店の中に入ってくれ」
これは?
マニュアルか、カスタム
「これ、どうゆう事?」
「とりあえず選んでみてくれ」
三上が自信満々に応える。
「カスタムで」
「じゃあこれを持って、」
空の器を渡された。
そして腕をピッシリ伸ばしてその方向には
「これがこの店の、主役、まぜまぜラーメン丸です」
ドリンクバーに使うドリンクを出す機械に、
塩、タンタン、豚骨、しょうゆと書いてある。
「もしかしてこれ、、おーー」
ボタンを押すと 塩スープが出てきた。
そして、タンタンを押すと、タンタンスープが出てきた。
「だから、この器にわかりやすく、ここまでって書いてあったのか、」
「そ言う事!」
「ちなみに、マニュアルだと?」
「おすすめのカスタマイズを渡す」
「へーなるほどね」
「覚えてるか?お前がラーメン食べに行くと言っていただろ」
(このラーメンうめぇーー、あの店と味と混ぜて食べてみたい)
「あっそんなこと言っていたね」
「それを実現するために作った店なのだ」
「おーーーーーーーーーーーー」
「それを実現するために、ラーメン屋にコラボをお願いする予定だ」
「すげぇーーーーーー」
「そして、はい、最後は麺!」
「サンキュー」
「出来れば麺や、トッピングも種類を増やしたい。」
そして、自分の専用の塩タンタン豚骨醤油が出来た。
「流石に、麺にスープを漬すことは出来ないから、全部、
替え玉を入れた時のような味になってしまうのが弱点だ。」
「たしかにね」
「あと、やっぱりラーメン屋の一つひとつ極めた味には全く敵わない、ラーメン屋のこだわり抜いた黄金比があるからな」
「そうだね、でも良いね、夢のスープを飲んでみたい」
「頑張って人気になったらコラボしてやるよ」
「楽しみにしてるね」
誤字報告ありがとうございます。
サブタイトルも間違えていました
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