102話 7才 野球
今年はクラス替えは無く、来年はあるみたいだ。
そして、先生も変わらない。
まんま移動したって感じだな。
月ちゃんが入ってきたので楽しみだ。
お兄ちゃんと呼んで欲しいー。
土曜日、保育園のメンバーと行動しないで、陽お兄さんの野球を見に来ている。
「よう!ゆうき、見に来てくれたんだ。」
陽お兄さんが笑顔で俺の方に来る。
「陽、がようー」
これが最近の俺の返事
「他に野球をやってる人は?」
「あーこれだけなんだ。」
俺は周りを見渡す、、ベンチで休んでる子どもが6人がいる。
そして、監督?らしきヨボヨボお爺さんがみんなを眺めている。
陽くん含めたら人数足りないじゃん!!
「俺たち、試合は出来ないけど、楽しくやってる。」
「そうなんだね!」
「グローブもあるし、バットもある。一緒にやってみる?」
「うん!やりたい、やりたい!」
俺は、キャッチボールと、バッティングをした。
「ゆうき、1年なのに、センスあるな」
「センス?」
もちろん知ってるけど。
「凄いってことだよ」
「そうなんだ、やったーー」
俺は小2ブリッコをする。
「ゆうき、、よかったら、、、野球チームに入ってくれ。
道具はあるから、試合に出るだけでいい。」
登校中に一度でもいいから試合に出てみたいと言っていたな。
ごめんな、、俺は試合に出ないと決めているだ。
前世記憶があって、ズルをしているようなもんだから。
練習を続けるが、しっかり指導する人も居ないので程よく練習をしている。
楽しかった。
「今日来てくれて、ありがとうな、」
「うん!楽しかった」
「また来いよ!」
「うん!!そういえば野球は9人でやるんだよね?
足りないよ」
「昔はいたけど、引退しちゃって、
最近スポーツをやるが人が少ないから新人も居なくて。」
「そうなんだね、、」
やっぱり、、試合が出来ないのはきついよな、、
みんな、程よくやっていはいるが、上手くなりたいことが伝わる。 知識がある人エラーをした時に、取り方を教えている。
教わる方もしっかり聞いている。
せっかく野球部員と仲良くなれたし、、、
どうにかしてあげたい。
とりあえず部員を集めと、監督だ!
家に帰り、、俺は隣の家にいく。
ピンポーン
「あ、ゆうきくん」
月ちゃんの声が聞こえる。
「春いますかー」
「お姉ちゃんだね、呼んでくるね」
「はい?どうしたのゆうき?」
春の声が聞こえた。
「ねぇ、野球やらない?」
「いいよーー」
流石春だ、素早い返事!!
「春のお母さんに道具とか全部あるから大丈夫だって言っといて。」
「わかったーー」
これで8人、、ベンチを含めて後二人、、そして監督だ。
俺はケータイを使って、親友に連絡する。
【どうした、ゆうき?】
【そろそろみんなで打ち上げをしよう。】
【おっ良いぜ、じゃあ声を掛けとくな】
俺は学校で同じ学年一人ひとりに声をかけた。
ちーちゃんに、野球をしている間は昼休み絶対ギューを約束してokして貰った。約束してなくても俺は全然したいのに、、
後一人は、クラスの男の子、なおくんだ。
なおくんは運動はそこそこで、ヒーローアニメを語った友達だ。
これで10人、規定を満たせる。
「面白かったらブックマーク、下の評価よろしくお願いします!」




