100話 6才 太陽と勇気
今日は俺の誕生日、、同時に死んだ日だ。
俺は親友と自分の墓に来た。
自分一人では来れないから、親友に連れてきて貰った。
あの時はお母さんのことが気になって言えなかったを言いに来た。
「俺さ、死んでから、前より死にたくないって思った。」
「前からそう思えよ」
親友は怒っている。
「ライトちゃん助けたから許して、、あと悲しませてごめんな」
「お前な、いっそのこと謝るかと、思ったら、、
自分の墓の前はひでぇよ」
親友の涙は前世では一度も見なかった。再開した時と、
今で2回目だ。
「俺さ死んでから、お前とお姉ちゃんとか、悲しませて、死んだ後の世界を見て散々思ったよ。
俺が死んだら悲しくなる人が沢山いるって
だからもう苦しめたくないから、死なない。」
「お前が死んだら悲しいに決まってるだろうが」
「そうだな、アイツらも含めて、、」
前世の男友達を思い出す。
「俺は嫁の息子と娘の次に一緒に居たい人だった。」
遠回しに、
嫁は、俺が死ぬ前は仲良くなく、その時までは一番居たいという意味だ。
「ありがとうよ、親友、、
俺、もう死なないよ、怖いし」
死ぬとき、あまりの恐怖であっ死んだしか声が出なかった。
あの恐怖をもう味わいたくない。
「聞いたぞ!また無茶したって」
「あれは余裕が少しあったから」
現に生きてるし
「おれは、また無茶するんじゃないっか心配してんだ」
「優しく、素直になった、お前」
自称一匹狼が懐かしいぜ。
「お前が死んでから、その時に言わずに手遅れになる前に、言うって決めたんだ」
「そうなんだな」
俺の死で親友も影響されたんだ。晴ちゃんのように、
「太陽が死んでからみんな変わったよ」
「ビックリだったな、晴ちゃんとか」
高校のイメージと違いすぎる。
「他にも沢山変わっている奴いるぞ、、楽しみにしとけよ打ち上げ」
「誘うのは任せた。」
俺は墓に手を置いた。
もしかすると、俺は、、太陽の記憶を持っただけの人間で、
太陽の魂は亡くなっているのかもしれない。
それを証明することは出来ない、、
だから、もしそうだったとして、
「楽しいことは沢山あったよな。
でも辛いことを沢山あった。 理不尽だと思うこともあった。
けど俺は最後に人を助けて、死んだ。
俺は人として、最高なことをしたんだ。
俺自身を誇りに思うよ、、そしてありがとう。」
「行こうか、お前の誕生日パーティーもあるしな」
「うん、楽しみ!」
俺は6才ボイスに戻す。
最後に、墓にケーキを置いて行った。
帰ったら誕生日パーティーだ。みんなが待ってる。
楽しみだなーー
ー6才編 完ー
ついに100話になりました。
ここまで読んでくださってありがとうございます。
いつもブックマークや、高評価をして頂きありがとうございます。
自分の書くとき大変励みになっております。
ここまで書けたのも、皆さんの応援があってこそです。
ありがとうございます。
これからも沢山頑張って書いて行こうと思います。
応援よろしくお願いします。
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誤字報告ありがとうございます。
100話目もやってしまったーー




