詩 あなたが心配だから
流れる血が多くなればなるほど
あの人は泣くのでしょう
すべての罪を背負って
責任を背負って
誰よりも傷つくのでしょう
そんなあの人を誰がささえてあげられるのだろう
私では 横に並び立つ事すらできない
「どうしてそんな顔をしているの?」
「どうしてそんな苦しそうな顔をしているの?」
これは私の痛みではない
あの人が感じている痛みは もっと大きい
これは私の悲しみではない
あの人が抱えている悲しみは もっと大きい
「つぶされてしまわないか心配なのです」
「見ている側にはどうする事もできないのでしょうか?」
「ストーリー」
白の少女はかつての仲間に言った「私を殺してほしい」
世界の汚れをすべてひきうけて、この世界から消える事が正義だと思い込んでいた。
仲間から武器を向けられる白の少女。
でも、そんな彼女を助ける少年がいた。
白の少女は思ってしまった、恋をして、生きたいと。
そんな彼らを見つめる第三者は、胸を痛める。