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34,古びたものにこそ魂が⑴

今回はやばいくらいに少ないです。

予めご了承ください。

『本の題名』がめっちゃ出てきます。

ぶっちゃけその中で今後に関わってくるのなんて四つしかありません。

今の時点でわかったらすごい。

こういう時は待ってた方がいいよね。

ジェフリーさんのお孫さんがそういうのが得意ならなおさら。


「それじゃあ、お茶でもお出ししようかな?

それとも本でも読んで待ってるかい?」


「商品なのに読んでも?」


「構わないよ。

どうせ買う人も多くない。」


……その言葉に引っかかるところがなかったわけではないけど、私はお言葉に甘えることにした。



……ふーん、結構色んな本があるのね。

かなり品ぞろえがいいわ。

なのにお客さんはあまり居ないみたい……。

ってか今は私しかいない。

ジェフリーさんには悪いけど、私は静かな方が本に集中できるから良かったかも。




……あぁ…………………………。

『買う人も多くない』ってそういう事ね……。

……多分、この店はもう廃れたんだ。

人々の足はここには向かなくなってしまったってこと。

ただここ随分と奥行きのある店だから、昔は繁盛していたんだろう。

二階があるのにそこに向かう階段が見えないから、多分二階は生活するところだ。

一階が店、二階が家。

別に珍しくもなんともなけど、効率的でいい方法だよね。

引っ越しをしにくいのが難点だけど。


私は店の奥へと歩きながらそんなことを考えた。


「ってか広いなぁここ。」


本の種類も目を引くものばかりだし、なんだかわくわくして足取りも軽くなる。




『K.K.K氏の記憶は、B.B.Bの持つあかがねにある』

『別世界「オートルモンド」について』

『かつてそこにはグレシャムという者がいた』

『シェイクスピアの経典』

『別世界共通語訳』

『破壊の邪竜と魔の聖槍』

『ロンギヌスの穿つもの』

『ファブニルの逆襲』

『暁のオルフェンズ』

『黎明のカンパネルラ』

『黄昏のチルドレン』

『ユメツノリ王国』

『煌めく魔法に魅せられて』

『罪の名前』

『傀儡鬼姫』

『妖花の残り香』

『翡翠の少女と幽閉の塔』

『カエルレウム・ステルラの経典』

『ルブルム・ステルラの経典』

『アートルム・ステルラの経典』

『螺旋は鉄を穿いた』

『アージェトラム・アージェスター』

『エメナル・ファンタジア!』

『キラーエリート』

『依存少年幸福論』

『いにしえの魔法』

『盤上の駒は無情に嗤う』

『相殺契約』

『ものおもひ』

『ものおもはれて』




なんとなく題名を見て回っているうちに、気になるものが目に止まった。


「精霊の……について?」


文字がかすれていて読めないところがある。

気になりすぎたので、手に取ることにした。

……それは、精霊の観察日記のようなものだった。

しかも図鑑のようになっていて、その“精霊”とばったり出会ってしまった私にはちょうどいいかもしれない。

どうしても題名が書きたくなっちゃって……。

オリジナル未投稿作品の題名が多いです。


羅針の行方本編に関係するのはおそらく4つだけです。

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