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18,ひとりめのあの人

題名を色々と変更しました。


遅れてすいません。

新キャラの容姿がなかなか決まらず、手こずりました。

「今日は何の日か分かっているか?」


「えぇ、私に会わせたい人が居るって。」


「その通りだ。

お前が倒れる前の事だし随分と予定もズレているのだが、よく覚えていたな。」


「ううん、何か忘れているような気がしてセシルに訊ねたの。

『今日は何かあったかしら?』って。

恥ずかしいことにすっかり頭から抜けていたわ。」


って言うか、そもそも私この話を聞いてた頃の()()()()()じゃないもんね…………。

次々言い訳するのも疲れてきちゃったなぁ……。


「そうか。

ともあれ、思い出してくれて幸いだ。

そろそろここに着く頃だと思うのでな。」


そう言われた瞬間に、扉がノックされた。

良くも悪くもタイミングばっかりピッタリなこのゲームの事だから、面会する“彼”のご登場だろう。


「入ってくれ。」


「失礼します。」


その言葉と共に入ってきたのは、ライトグリーンの髪をしたエメラルドの双眸の青年。

流石は乙女ゲームらしく、短髪のその青年はかなりの美男子(イケメン)

……ただ、めちゃくちゃ無表情だ。


「良く来てくれた、オルノーガン殿。

こちらが娘のリリアーネ。

リリアーネ、こちらはオルノーガン卿だ。」


そう言って、レグトルスはお互いを紹介した。


「よろしくお願いします、オルノーガンさん。」


私がそう言うと、オルノーガン卿はよろしくお願いします、と言って頭を軽く下げた。

……確かオルノーガン卿は攻略対象の一人で、無口な無表情キャラだったはず。

だからこのルートに入ると、“心を溶かす物語”になるんだよね。

このシーンは、多分プロローグの所だわ。


「今日からオルノーガン卿には、リリアーネの専属騎士になってもらう。」


「えぇ!?騎士!?」


「あぁ、ここの所何かと物騒な噂を聞くからな。

リリアーネの護衛を頼む事にした。」


「分かったわ。

……けどいきなりね、お父様。」


……驚いたフリ、こんな感じで良いかな?

このプロローグのシーン、昨日名前見た時に思い出したんだよなぁ……。

“物騒な事”がなんなのか分からないけど。


「まぁ確かに突然だが、仲良くやってくれ。」


「分かったわ。」


……この一連の会話の間、その緑の騎士はずっと黙っていた。

無口キャラって会話が発展しないから扱いにくいんだよなぁ……。

確かこのルートは一回しかプレイした事ないもん。

恋愛感情値の変動が少なすぎて……。

なんとかハッピーエンドはできたけど、全エンド回収は難しいって判断して二度目はやめたんだ。

……そんなキャラに一番目に会うとかついてないなぁ……。


「それではそろそろ、部屋に戻ります。」


そう言って私は部屋を出た。

……もちろん、オルノーガン卿が後ろの方を着いてくる。

騎士とか護衛とかって、正直何してもらえば良いのか分からない……。

部屋まで着いてくるつもりかなぁ……?

更新スピードおそらく落ちます。

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