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66.ヨミはイベントには関わらない

ランキングのVRゲーム部門で13位になっていました。

それに、アクセスが急に増えてきて驚きました。

読みに来てくれている人が増えて、感激です。では、続きをどうぞ!



《ジュン》



「…………は?」

「理解した?」

「待て待て!? ルルイエ教もそうだが、聖女を殺されてその怒りがイルミナ教へ向かっているのはどういうことだ!?」




 意味がわからないッ!? イベントが終わったばかりなのに、突然に特殊イベントが起きるしよ!? 少し離れただけで、とんでもないことを起こしてくるとかぁぁぁぁぁ!!




 イベントが終わり、ジュンは夜ご飯を食べる為に落ちていた。ゆっくりしてからログインしたら、こんな状況になっていたことに驚きを隠せなかった。しかも、原因がヨミにあることに叫ばないでいられない。


「それは、私がイルミナ教の暗殺部隊と名乗ったせいね。まぁ、この状況は私の思い通りだけど」

「うおい!! 会社で何か言われそうなことは少しは控えてくれないかな!? ルルイエ教の聖女とか、この後に重要NPCになりそうな要素じゃん!」


 ルルイエ教の聖女はこれから育ち、このゲームでの重要NPCキャラになって大きなイベントを起こす可能性があった。だが、その聖女が育つ前に狩ってしまったヨミ。プレイヤーとして楽しんだ結果で起きたので仕方がないと言える範囲だが、ジュンは文句を言わないでいられなかった。


「知らないわよ。面白そうだったもん」

「はぁ~、もういいや……。ルイスとメリッサはログアウトしているし、一緒に今回の特殊イベントに参加するぞ……」

「え? 私は参加しないわよ?」

「なんでだよ!? 後始末ぐらいはしておけよ!?」

「だって…………」


 私がいなくても余裕でしょ? たった500人の神官が攻めに来て、こちらはマリーナの街に来ている冒険者にイルミナ教の神官もいるのだし。


 ここはイルミナ教が広がっている街であり、信者は人口の半分程もいる。更に第一フィールドの大ボスを倒して進んできたプレイヤー達がいるから戦力としては充分過ぎる。

 それに、ヨミには参加したくない理由があった。


「それに、アルベルトのパーティがいる前では目立ちたくないのよ」

「む?」

「次の公式イベントはトーナメントとかのPvPイベントになりそうな予感がするよね」


 アルベルト達のパーティは1番先にマリーナの街へ着いているので、この特殊イベントに参加しないのはほぼない。

 今までは活動場所が違っていたから会うことはないが、特殊イベントとなれば顔を合わせる可能性が高い。次のイベントがPvPイベントになると予想しているヨミは戦っている所を見せたくはなかった。一応、β時代での優勝者に2、3位のプレイヤーなのだから。


「やはり、ヨミでもアルベルト達を警戒するか」

「私の事をなんだと思っているのよ?」

「うはははっ、言わないでおくよ。その理由があるなら、無理には誘えないか」


 理由に納得し、ジュンは野良パーティを探して入れてもらうことに決めた。


「そう、頑張りなさいよ」

「そっちも何をするか知らんが、無駄にやられるようなことになるなよ」


 話も終わり、ヨミは広場にある転移台に触れて、第1の街へ転移するのを見送るジュン。


「はぁっ、やるか」










 第1の街、アルトの街へ転移したヨミはジュンに会う前に連絡を取った者がいる。その人物とはーーーー




「あ、ヨミちゃん!」

「マミ、準備は終わっている?」

「はい! で、でも、大丈夫なんでしょうか?」

「問題はないわ。大ボスぐらい、1人で相手に出来るわよ。新しい力も試したいしね」


 第1の街に戻った理由は、ヨミ達以外に友達がいないマミを第2の街へ連れていく為だ。第2の街へ行くには1度は大ボスを倒さなければならないが、ヨミが1人で相手をするつもりだ。ついでに新しい力も試してみたいと思うのだったーーーー








ついに、ヨミの新しい能力が公開されます。


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