表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
101/228

100.キッカの進化



 もののふサークルのパーティとの戦いが終わったヨミは、イベントまで見せるつもりはなかった本来のドルマを解放してしまったことに少し落ち込んでいた。


 はぁっ、解放しなかったら負けていたから仕方がないけど……思い通りにはいかないなぁ。


 もし、ドルマを解放せずに負けていたらアルティスの仮面を手放してしまうことになっていた。だから仕方がないと思っているが、短時間に2つの切り札をイベント前に使ってしまうことは考えてもなかった。


「強くなっているのは私だけじゃないし、『武具化』や『防具化』もいずれは知られるのは時間の問題だったしなぁ」


 ヨミは愚痴りながら仮面を外して、我がホームへ帰ろうと思ったら、アナウンスが来た。



 キッカがレベル25になり、進化可能になりました。進化先を選んで下さい。



 あら……、キッカも進化出来るようになったのね。ランク1なのに、レベル25にならないと進化しないとかドルマと大違いね。


 進化出来るレベルが違う理由は、モンメと言うモンスターはカスタム機能が付いており、ほぼ自由自在に形を変えられたりスキルの設定も出来るからだ。その理由を知らないヨミは気にしても仕方がないかと言いつつ、進化先を確認する。


「通常進化しかないわね。そうそう特殊進化が出る訳がないか」


 キッカの進化先は通常進化だけで、進化ルートが1つしかなかった。


「うーん、モンメの時よりステータスが高くなるだけであんまり変わらないのね。形やスキルはこっちで変えれるからいいけど」


選択肢↓

通常進化

メガモンメ ランク3



メガモンメ

 見た目はモンメとはあまり変わらないが、質量が増えて全体的に強化されている。



 シンプルな説明文だったが、ステータスが上がって強くなっているだけはわかる。そこからカスタムをするのだが……


 菊花の形を取って貰っているけど、変えた方がいいかも。


 菊花の形は一本の長い布を編み込んで出来ており、ほどいてから動くから始動が遅く、先程の拘束で捕まると装備を引き剥がされているのと同じ状態になる欠点が見つかった。

 ヨミは先程の戦いからキッカの欠点を理解し、少しでも有利になるように考えてある。


 まず、あのスキルが欲しいよね……あるかな?


 カスタムでヨミが思っているようなスキルがあるか索敵していく。しばらく、画面を弄りーーーー






 20分後、キッカのカスタムが終わった。 カスタムをして、『防具化』を発動した状態がこれだ。



浮遊する硬布 DEF+120,MDF+100

耐久力:750/750

『自動防御』、『分離』、『自動耐久回復』、『硬化』、『風防壁』、『高速浮遊』



 名前はシンプルに、浮遊する硬い布になった。『拘束』のスキルを外し、防御特化の防具にした。今のキッカは『分離』によって、デザインが良い4枚の長方形になっている。4枚へ分離させたことで、先程みたいに1枚を拘束されても残りが自由に動けるようにしてある。


「……うん、厨二臭いけどこれなら装備したと言えるでしょう」


 両手両足の肌が出ている部分に巻き付くことでアクセサリーとしての装備になっている。良いデザインになるように考えたからお洒落だが、包帯を巻いた厨二病の人物みたいにもなっていた。




 これなら、キッカももっと活躍出来るでしょうね。あ、そういえば……




 カスタムをする際に、自分のステータスを確認もしていた。それで、気付いた。

 『テイム』がレベル10になっていて、上限に達していないがテイムモンスターを更に増やせるようになっていたことに。








キッカが進化して、カスタムで形が変わりました。

イメージとしては、皆が知っているかわかりませんが、『緋弾のアリアAA』に出てくる主人公の妹、遠山かなめが使っている磁気推進繊盾をイメージしてくれれば、分かりやすいかと。


では、次話をお楽しみに!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 新たな仲間が加わる?
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ