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200字小説・300字小説

ホワイトデー

作者: 柿原 凛

 女子へのお返し、何にしよう。こればかりは本当に毎年毎年悩んでしまう。今年は義理チョコだけ三つ。ここは無難にクッキーかな。一人目の女子には市販のクッキー。二人目の女子もそれと一緒。三人目の女子には、さっきまでの二人と同じようにクッキーを。でも、これだけは特別。小さな手紙も忍ばせておく。仲良し三人組だから、きっと三人で見せ合うはず。開けた瞬間、俺の気持ちを分かってくれるだろう。頭の中は真っ白なはずだ。

ホワイトデーだけに。

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― 新着の感想 ―
[一言] 今日は! 200文字でこんなに描写の多い文章は凄いです。 女子生徒は、このまま彼のことを...? なんて^^ ちなみに弟は、ホワイトデーに手作りのお菓子を四つ作っていました。 が、明らか…
[良い点] さりげなく伝わる、自然な情感表現は相変わらず上手いねえ。 読者に、ほのかな残像をのこす一篇でした。 [一言] 貰ったのは明らかな義理チョコやろ? 頭が真っ白になった後が怖いねえ。 「え? …
[一言] 修羅場うぃる(笑)
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